Daily Archives: January 19, 2012

細野原発相とベッソン仏経産・エネルギー相のお茶会?

日本経済新聞 2012年1月13日

細野原発相が米仏訪問へ 原子力規制で意見交換

細野豪志環境・原発事故担当相は16~20日に、米国とフランスを訪問する。福島第1原子力発電所事故の収束状況や新たな原子力規制のあり方などについて意見交換する。気候変動問題についても話し合う。チュー米エネルギー長官やホルドレン米大統領補佐 …

静岡新聞 2012年1月14日

【野田改造内閣】福島再生に全力 細野原発相が抱負

細野豪志環境相兼原発事故担当相(衆院静岡5区)は13日午後、野田改造内閣での留任を受け都内で記者会見し、「内閣の基本方針に『福島の再生なくして、元気な日本の再生なし』という部分がある。力の限りを尽くして結果を出したい」と抱負を述べた。
細野氏は基本方針に東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の除染の実現や住民の健康管理が明記されたことにも触れ「私の最も重要な仕事だ」と強調した。方針の中には「エネルギー制約の早期克服」も合わせて盛り込まれていることから「一日の猶予もないという思いで頑張っていく」と述べた。
このほか、同日の閣議で細野氏が16日から20日までの日程で米国とフランスを訪問し、両国のエネルギー担当相らと会談することが了承されたと説明。目的については「原発事故そのものは収束した状況なので、そのことをしっかりと伝えたい。日本の新しい原子力規制の在り方についても意見交換したい」との考えを示した。

http://www.at-s.com/news/detail/100091536.html

っと報道されてた通り、細野さんは、現在フランスを訪問中なんだね。

色んな人と会見してるんだと思うけど、細野さんは今日2012年1月19日、フランスの経産・エネルギー相のエリック・ベッソンと会談してらしたんだね。

で、フランス政府HPには、エリック・ベッソンの予定表が公表されてて、こう書かれてあった。

Jeudi 19 janvier

16h : G. Hosono, ministre d’Etat en charge de l’accident nucléaire de Fukushima, ministre de l’Environnement du Japon

17h30 : Entretien avec le Conseil national du numérique

1月19日木曜日

16時 細野豪志氏、日本政府・原発担当・環境大臣

17時30分 全国デジタル協議会のインタビュー

細野さんは、サルコジのお友達で、ゴリゴリの原発推進派のエリック・ベッソンと・・・なに話したんだろう??

そういえばさ、エリック・ベッソンは先日、こんなことをインタビューで言ってたんだよね。

「えっとですね、原発解体に、あんなこんなと戦略とか作戦とかありませんよ。原発の寿命は元々40年は持つように造られてるんですよ。とにかくですね、原子力安全委員会が、大丈夫なんだと、電力供給続行できるんだと見解を示す限りですね・・・ではですね、私に説明してくださいよ、逆に。何故に、大丈夫だと言われている、寿命を迎えていない原発を、期限前に、どうして解体しようとなさるんでしょうか?」 (2012年1月10日・テレビ局カナル・プリュスの番組「ディモンシュ・プリュス」内にて)

以下は、フランスの経産・エネルギー相のエリック・ベッソンのツイッター投稿。

今(2012年1月19日フランス時間22時過ぎ)から7時間前の投稿だから・・・投稿されたのは、午後3時ごろ。

ベルシー(Bercy)に到着。福島原発事故後、原発担当に就任した大臣を迎え入れます。』っと書かれてあるよ。

↓     ↓     ↓

じゃぁぁあああああねっ☆

追記 

以下は、同じくベッソンのツイッターの投稿。

いま現在(2012年1月20日フランス時間午前10過ぎ)から11時間前に投稿されたものっという事は・・・昨夜1月19日の23時ごろの投稿という事ね。

日本政府・福島原発事故担当の大臣との会談は、興味深いものだった。わたしは2月下旬に日本へ行く。』っと書かれてある。

↓     ↓     ↓

細野さんの、アメリカとフランス訪問の目的 = 「原発事故そのものは収束した状況なので、そのことをしっかりと伝えたい。日本の新しい原子力規制の在り方についても意見交換したい」って事だったと静岡新聞の記事には書かれてあるわけだけど、細野大臣、本気で「原発事故収束」を言いまわってるんだね。

で、エリック・ベッソンが2月下旬に日本を訪ねて、原発ビジネスビジネスビジネスッ☆って事?

フランスでも各所で伝えられてるように、この春には、日本の原発は全部停止することになるんだと・・・だから、2月下旬のベッソンの日本行きは、その「春=日本の全原発停止」前の、2月下旬に、釘を刺しに行くんだろうね。

「春=日本の全原発停止」だけど、おい、原発ビジネスは続行するぞ、原発ビジネスは止めねぇぞ、原発再稼動させるんだぞっという・・・まぁ、細野大臣をフランスに呼んで、2月下旬の台本・シナリオを一緒に作った=口合わせをするっという、そういう「お茶会」だった分けよな。

でさ、上の『日本政府・福島原発事故担当の大臣との会談は、興味深いものだった。わたしは2月下旬に日本へ行く。』っというベッソンの「つぶやき」が夜の11時に投稿されたという事は・・・細野さんと夕食を一緒にして、シャンパンでも飲みながらプライベート会談が行われたという事なのかね?って思わね?

今日2012年1月20日付の日本経済新聞に、こんな記事が。

「原発政策見直し、日仏で共有」 細野原発相、仏担当相と会談

【パ リ=古谷茂久】フランスを訪れている細野豪志原発事故担当相は19日、パリでベッソン産業・エネルギー・デジタル経済担当相らと会談した。細野氏が東京電 力福島第1原子力発電所の現状などを説明し、仏側は積極的な支援を約束した。会談後、細野氏は記者団に「(両国とも)長期的な原子力政策の見直しを進めて おり、検討内容を共有していきたい」などと語った。

原発の運転期間については「40年という期間は原発を造ったときの暗黙の目安だった。40年で原則廃炉というのは適切だ」などと述べた。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E2E2E2848DE0E2E2E3E0E2E3E09790E3E2E2E2;at=DGXZZO0195166008122009000000

じゃぁぁああああねっ☆


仏こども大百科事典と大嘘つく製作者=大人ども

これは先日見かけた、フランスの子供向け百科事典だよ。

タイトルは「こども大百科事典」っと書かれてあり、タイトル下には、「6歳から10歳には必修」って書かれてある。

ナトン(Nathan)という出版社から出ていて、この英語版もあるみたいで、フランス語版は1996年、2007年、そして2008年に出版・再版されている。

↓     ↓     ↓

目次は、こんな感じで、イラスト付だから見て分かるように、宇宙のことやら、自然、動物、身体、機械、技術、科学、文化などなど、盛り沢山な「こども大百科事典」なわけだ。

あんなことや、こんなことも載ってるのかな?さて、どうだろね?っと思ってパラパラ見てみたわ。

はい、ありました、「電気=L’électricité」の項目。

で、身近な「電気」ってので、「静電気」の説明で、髪の毛をブラシでとかしてる女の子、赤と白のボーダーの子、見て吹いた。

だってさ、この「子ども」・・・思いっきり「子ども」の顔してなくない?で、絵が怖いんだけど、ま、いいや。

で、はいはい、いろんな電機で動く機械が生活の周りにはありますねと。

各項目には、必ず関係性のある言葉・キーワードを覚えようってので、解説がついてるんだけど、「電気=L’électricité」の項目の言葉・キーワードは以下の2つ。

① Les centrales électriques = 発電所

② Les piles électriques = 電池

あれ?って思うよね、「発電所」って・・・これ、明らかに絵で見ても分かるように、「原子力発電所」なんだよね、で、ソコを敢えて「原子力」って言葉を使わないで、「発電所」って書いてあるんだよね。

ちゃんと「原子力発電所」 = Les centrales nucléaire と、「原子力」 = nucléaire という言葉を使って書いてさ、「原子力」の解説もしたらええのにさ、してないわけよな、敢えてさ、意識的にさ。

で、酷いのがさ、① Les centrales électriques = 発電所 の説明に、「石油を利用して電気というエネルギーに変換してる」っていう説明なんだよ。← 大嘘ブっこくなッ!!

だってさ、この国、フランスは、75%とか78%って言われるエネルギーを「原子力発電所」で賄っているのにさ、「発電所=石油で電気作ってまぁ~す☆ キリッ」っとかさ、とんでもねぇ大嘘こいてんだよね、この百科事典つくった大人どもがさ!!!

あと、こんなページもあったよ。

環境や自然、リサイクル問題の項目なんだけど。

これ見てやってよ、すごい汚染度なんだけど・・・。(苦笑)

左ページ下の方には、大きな貨物船?が沈んでて、黒い油が流れ出てるし、とんでもねぇ煙で街が見えないよね、で、橋上は車の渋滞でスゴッ!!

↓     ↓     ↓

左下の方に、課題があってさ、こんなことが書かれてある。

問題

● 工場、車、発電所から、何が空気中に排出されてる?

● 街や工場は、川や海に何を排出してる?

で、次のページを開くとこうだよ、「惑星を守ろう」っていう項目。

はい、木を植えましょうね、はい、リサイクルごみ箱に分別して捨てましょうね、はい、再利用して、こうやって紙を作れるよっとかさ・・・解説があるわけ。

なんかさ、直ぐ前のページで

● 工場、車、発電所から、何が空気中に排出されてる?

● 街や工場は、川や海に何を排出してる?

ってさ、こういう課題・問題を投げかけた後に、はい、自然に優しく、はい、リサイクル、はい、再利用で、柔らかく丸く収めて、はい、次の項目「海」へ行ってみよ~ってのは、なんだかな~って思わされたわ。

あはは、勝手だよね~、こうやってさ、大人は質問っていうか、課題・問題を「投げかけるだけ」なの?って感じだわな。

下は、「文化・伝統」の項目で、日本文化についての箇所もあり、「歌舞伎」と「茶道」が紹介されてる。

歌舞伎 = 日本の歌舞伎は、300年前から演じられている。全ての役者は全員男性だよ。

茶道 = 日本の茶道は、行動する前に良く考えるということを教育するよ。

って解説が付けられてるんだけど、「茶道」の解説読みながら、苦笑いしたくなったわ。

だってさ、こういうのを「まじめ」に読んでるとさ、「へぇ~日本の文化、茶道っていう、一見お茶会みたいなのが、教育的要素もあって、行動する前に良く考えるということを学ぶ場でもあるんだね、奥が深いね~。」って思う子もいると思うんだよね。

でもさ、どうだろうね?

以下のような記事なんか読んでるとさ、日本の「茶道」の文化は、遠の昔にブっ壊れてるみたいよね。

「行動する前に良く考える」・・・そんなもんヤってないんじゃね?

ま、利権や金のことはガッツリ考えてんだろうけど。

東京新聞 2012年1月18日