昨日、ル･フィガロ紙の記事、タイトル ＝ 「原発維持延長６０年に、総額50,000,000,000ユーロ」を読んだよ。
フランスの原子力業界の、特に「ストレステスト担当者」たちは、年末、ドえらく忙しかったと思うわ。
ま、そんでもさ、間違いなく、クリスマスは祝って、新年迎える時は、シャンパン開けてたと思うけどねぇ～。
年末までに「ストレステスト結果報告書」を出すという大きな宿題(台本製作)があったんだよね、ま、クリスマス休みの宿題だわな。
で、早速年が明けて、宿題提出の日がやって来ましたと、はい、お約束通りの、はい、シナリオ･台本通りの「結果報告」がなされたんだよね、結局は。
フランス原子力安全機関(Autorité de sûreté nucléaire)によると・・・
はい、『どこの原発も「直ちに閉鎖」することなく、コレまで通り運行してＯＫでぇ～っす、キリッ☆』っという事。
フランスの原発は１９箇所、で、その１９箇所には５９基の時限爆弾原子炉があるんだけど、これらを、今後６０年に渡って稼動させていく為には、フランス電力会社ＥＤＦの計算では、40,000,000,000ユーロ掛かるって見積もってたんだって。
で、今回、福島第一原発事故後、フランス原子力安全機関に言われて、ＥＤＦは、物質と人件費の両方に関して再検討をしましたと。
で、改めて見積もりも見直しがされて、「更なる安全強化・確保」を考慮し、40,000,000,000ユーロでは足りないってんでさ、「更に10,000,000,000ユーロの上乗せが必要になってきま～っす」っとの見解を出したんだってよ。
現在、ＥＤＦは、原発維持の為に、20,000,000,000ユーロ使ってんだってよ。
２０１５年には、ソノ原発維持費は、２倍の40,000,000,000ユーロになるんだって、で、その理由は、２０１５年には、多くの原発が２０歳～３０歳になるから、色々と調整、メンテナンスなどなどに掛かるからだって。
で、これは、ル･フィガロ紙の記事に載ってた、フランスの原発の平均年齢の図。
黒 ＝ 平均２８歳 ＝ 原子炉２４基 (９００メガワット)
赤 ＝ 平均２２歳 ＝ 原子炉２０基 (１３００メガワット)
青 ＝ 平均１２歳 ＝ 原子炉４基 (１４５０メガワット)
青○ ＝ 現在建設中のEPR（ヨーロッパ型加圧水型炉）
以下が、フランスで一番年寄りのフェッセンナイム(Fessenheim)原発、３５歳。
結局さ、金積めば、どうにかなると思ってんだよね、ヤツラは・・・その場しのぎで嘘ばっか並べてさ。
で、こうして２０１１年１月４日付のリベラシオン紙にも丸々１ページ使って報じられてる。
記事タイトル ＝ 「フランス原子力安全機関(Autorité de sûreté nucléaire)は原発に高額(予算の必要性)を提示する」
この記事に、フランス経産相の見解が引用されて書かれてある、エリック・ベッソン経産相は、どんな見解を示したのか?
『どこの原発も「直ちに閉鎖」することなく、コレまで通り運行してＯＫでぇ～っす、キリッ☆』っという結果に、大変な安堵をし正々堂々と、
「フランスの全原発が、原子力安全機関(Autorité de sûreté nucléaire)による検査(ストレステスト)を通り、稼動続行に問題がないことが確認された。」
っと、言ってたってさ、あのサルコジの仲良しのエリック・ベッソン経産相がさ。
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反対に、『どこの原発も「直ちに閉鎖」することなく、コレまで通り運行してＯＫでぇ～っす、キリッ☆』っという結果に反論表明をした人もいて、例えば、ヨーロッパ・エコロジー・緑の党の秘書、セシル・ドゥフロ氏は、こう言って反論したってよ。
「原発に公共財源を注ぎ込むのではなく、解体すべきです。」
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あと、ＥＤＦの今後の予定が書かれてあった。
２０１５年までに、３０%強の従業員が定年退職し、産業関係者などでは５０%に及ぶ人たちが職を離れることになるってよ。
で、２０１１年、ＥＤＦに就職した人々は５０００人で、２０１２年も同人数の人がＥＤＦに就職する予定があるってさ。
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ところで今日さ、フランスの某場所を歩いてて、こんな季節外れに咲いている桜と、その下に生えてるデカいキノコ見かけたわ、なんか、すんげぇ不気味に嘲笑ってるかのように見えたんだけど。
１月の桜ねぇ・・・。
で、キノコには、思いっきり、「すげえええええええええええええええええええ、すいませんが、何吸い上げてるんすかぁ～?」って聞いてみたけど、無回答だったよッ!!
じゃああああああああああああああああねッ☆
以下、ル･フィガロ紙の記事まんま。
Le Figaro – 03/01/2012
50 milliards pour prolonger les centrales jusqu’à 60 ans
par Frédéric De Monicault
La centrale nucléaire de Fessenheim. Crédits photo : FREDERICK FLORIN/AFP
INFOGRAPHIE – La France va devoir investir, en plus des quarante milliards d’euros déjà budgétés, environ dix milliards dans ses centrales nucléaires pour en améliorer la sûreté.
«Je n’imagine pas que les milliards d’euros nécessaires pour augmenter la sécurité du parc de centrales d’EDF n’aient pas une traduction sur son prix de revient.» Ce mardi, à Paris, au siège de l’Autorité de sûreté nucléaire (ASN), son président, André-Claude Lacoste, a fermement indiqué que l’atome civil en France, après la catastrophe de Fukushima, coûterait à terme beaucoup plus cher. Ces sommes supplémentaires découleront directement de la série de préconisations faites par l’ASN dans le cadre des fameux «stress tests», cette revue complète des installations nucléaires en France. Très attendu, le rapport présenté hier par l’ASN liste de nombreux foyers d’amélioration.
Peut-on, d’ores et déjà, chiffrer ce surcoût? Pour prolonger les 19 centrales et 58 réacteurs actuels jusqu’à 60 ans, EDF a budgété quelque 40 milliards d’euros. Cela, c’était avant le séisme au Japon. A la lumière des travaux de l’ASN, EDF estime qu’il faudra environ 10 milliards d’euros supplémentaires pour réaliser les renforcements – matériels et humains – demandés par l’ASN. Cela porte donc à 50 milliards d’euros le montant nécessaire pour assurer la pérennité du parc.
A l’heure actuelle, EDF consacre environ deux milliards d’euros par an pour assurer la maintenance de ses centrales. A l’horizon de 2015, cette somme passera à 4 milliards car la plupart des centrales, âgées entre 20 et 30 ans, nécessitent des travaux de révision plus importants.
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