仏会計検査院が出してきた原発お会計

ル・モンド紙 2012年2月1日 

第一面タイトル = 原発 : フランス、老朽化する原子炉の換えの予算不足

NHKニュース

仏“全原発の廃炉に1.8兆円”

フランスの会計検査院は、将来的にフランス国内に58基ある原子炉をすべて廃炉にした場合、およそ1兆8000億円の費用がかかるとする報告書を公表しました。

電力供給の80%近くを原子力に依存するフランスは、東京電力の福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、原子力発電のコストの検証を進めてきました。フランスの会計検査院が先月31日に公表した報告書によりますと、将来的に58基ある原子炉をすべて廃炉にして解体した場合、電力会社の試算では180億ユーロ(日本円にしておよそ1兆8000億円)の費用がかかるということです。さらに、放射性廃棄物の最終処分にも、およそ2兆8000億円かかるとしています。そのうえで報告書は、こうした廃炉の費用や原発の新規建設の費用なども踏まえ、原発依存度を含めたエネルギー政策について透明性のある議論をすべきだと指摘していて、ことし4月に行われるフランス大統領選挙でもエネルギー政策は大きな焦点となっています。また、日本でも放射性廃棄物の処分など原発にかかるコストを試算する作業が行われていて、フランスの報告書が参考になるという見方もあります。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120201/t10015683631000.html

時事ドットコム 2012年2月1日

運転期間、延長必要に=原子炉老朽化で-仏会計院

【パリ時事】フランス会計院は31日公表した国内原発の費用に関する報告書で、既存原子炉の老朽化を踏まえた将来の電力供給について、原子炉新設で全て賄うのはコスト面から極めて難しく、稼働中の原子炉の運転期間延長などの措置が必要になるとの見解を明らかにした。
同国内で稼働中の原子炉58基のうち22基は、2022年末までに運転期間が40年に達する。報告書は、これら全てを廃炉とする場合、次世代原子炉「欧州加圧水型炉(EPR)」11基分の電力が必要だが、限られた期間にそれだけ原発に投資するのは「産業的視点から極めて難しく、ほとんど不可能と考えられる」と分析した。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012020100407

以下、フランス会計検査院が出してきた報告書=「原発お会計・請求書」の話題について報じてる、無料配布されるフランス紙の一部。

この手の新聞は、普段自らお財布を出して、金を払って「新聞」を買わない人も手にして読む確率の高いものなんだけど、その代表的な3紙にも報じられてたよ。

ディレクト・マタン紙 2012年2月1日

タイトル = 会計検査院の報告書、原発費用は議論を巻き起こす

20minutes紙 2012年2月1日

タイトル = 原発 会計検査院は原発費用の報告書を提出、段々と値上がりするアトム・原子力コスト

メトロ・フランス紙 2012年2月1日

タイトル = 原発 : 会計の爆発危機

ま、仏会計検査院のお得意=専門は、「会計」な分けでさ、ま、「金」なんだよね「金」。

だから、「核・放射性廃棄物」の置き場所問題云々とかより、やっぱやっぱ、何が何でも「金金金」な分けだ。

でもさ、コレに、「もしも・・・」とか、まぁ、色々既にウチらが想像つく限りの範囲でさ、あんな事や、こんな怖いことなど無理にでも予測というか、想像するとさ、はっきり言って、こんな仏会計検査院のお得意技で出してきてる報告書の「お会計」なんて一瞬にして吹き飛ぶと思うけどね。

だ・か・ら、そ・れ・が、「原発事故」なんだと・・・ところでよ、何度「事故」れば分かるんだ?おいっ!!!

ピンク・フロイド 「マネー・金」 (1973年)

Pink Floyd “Money” 1973

追記 

東京新聞 2012年2月2日

記事を送ってくださった方に感謝申し上げます☆


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