仏・アングレーム式排除作戦 – Angoulême : les bancs anti-SDF

サンタクロース、はい、おつかれさんでした!

12月24日ってのはクリスマス・イヴで日本では子供たちと恋人たちの祭り?だけど、クリスチャン・カトリック国では、既にヴァカンスに入ってる人も中にはいるけど、平日だと、普通に出勤して、大概は平常より早めに仕事を終えて、大急ぎで家族の元に駆け付けるって人が多い。で、24日の夜は家族でご馳走食べて、プレゼント送りあって・・・っと和やかに過ごす。

で、翌日の25日(クリスマス・祝日)は、普通の街だと、一部のレストランやカフェ・バーを除いて、大概の場所は閉まってる。社会全体的に止まった感じ。つまり、マスメディア関係・ニュース関係もクリスマスモード最高潮で、ゆるりとした感じ。

そして、この時期になると「お決まり・お約束」のように、こんな話題がニュースに必ず出る = 路上で暮らす貧困者問題の件

そんな中、25日(クリスマス・祝日)という「聖なる日」っという事になってる、何もかもが「止まった感じ」になっている、この日にフランスのネットは、このニュースが一気に拡散され、一日中フランスのトップニュース(衝撃ニュース)となって拡散・増殖されていた。

なにごと?

国際的にも有名で、日本でも良く知られるアングレーム国際漫画祭の開催地、フランス・アングレーム市で起きた出来事。

12月24日の夜 こっそりと、フランス・アングレーム市・市役所が、商工会議所・ショッピングセンター前の計9個のベンチを柵で囲んだ、こんな風に。

EN IMAGES. Angoulême : les bancs anti-SDF de la discorde

http://www.leparisien.fr/societe/en-images-angouleme-les-bancs-anti-sdf-de-la-discorde-25-12-2014-4399901.php?pic=11#contTitre

EN IMAGES. Angoulême : les bancs anti-SDF de la discorde

http://www.leparisien.fr/societe/en-images-angouleme-les-bancs-anti-sdf-de-la-discorde-25-12-2014-4399901.php?pic=11#contTitre

12日25日 クリスマス・イヴを無事に過ごしてホっとしている人々の目に入り、情報は一気に拡散され、25日は「ゆるりと」したかったジャーナリスト・メディア関係者は一気にアングレームに走ることとなり、一気に全国ニュースとなった。

EN IMAGES. Angoulême : les bancs anti-SDF de la discorde

http://www.leparisien.fr/societe/en-images-angouleme-les-bancs-anti-sdf-de-la-discorde-25-12-2014-4399901.php?pic=11#contTitre

何すかコレ?何故こんな・・・?

アングレーム市役所回答 = 「ここは毎日アル中の奴らが集まって居座るから、その対策。」、「ベンチ他にもある中、柵で囲んだのは9個、たったの9個に過ぎない。」

え?で・・・こういう事を仕切ってやったのは誰なん?

答え = アングレーム市役の保守政党・国民運動連合の人たちの意向で。

上の写真でも分かるように、H&Mなどのお店が入っているショッピングセンター前のベンチに「居座る」人々を排除するために、この柵で囲って・・・っていう、完全な排除作戦よな、コレ。

で、普段は野宿者だとかホームレスだとか呼ばれる人々を気に掛けない人たちも、この「聖なるクリスマス」の真っ最中に狙ったように排除作戦するという、非人道行為にショックを受けた人々も含めて、この件についてネットでは一気に情報が伝えられていた。

そして、この話題で全国ニュースで大騒ぎとなり・・・

BFMTV 2014年12月25日報道

アングレーム市長 Xavier Bonnefont

https://i0.wp.com/images.sudouest.fr/images/2014/12/25/xavier-bonnefont-le-maire-d-angouleme_2307220_800x400.jpg

はコメントを出さざるを得なくなり、本人のフェイスブック上で出したコメントと写真が以下。

アングレーム市長、グザヴィエ・ボヌフォン 「あのベンチを囲った柵、こういう風にする為のもので、確かに、この様な時期=「聖なるクリスマス」の真っ最中と、この作業日が重なったのは・・・確かだが偶然。」

https://www.facebook.com/XavierBonnefont2014/photos/a.535939149831650.1073741830.535417976550434/757940520964844/?type=1&theater

なんと、こんな風に石を重ねて囲んでってのをやって、実質あの9個のベンチを機能不全にするためなんだと。

あのベンチを取払うのではなく、こういう作業をワザワザ税金使ってやるんだと、市長は本気。

こんな信じがたい前代未聞なニュースを見て・聞いて、ショックを受けて実際に現場に足を運んだ人々がいる、その中の2人は、抗議行動を行った。(12月25日)

Les deux adolescents ont réussi à se glisser dans la cagehttp://www.charentelibre.fr/2014/12/25/angouleme-deux-ados-dans-la-cage-anti-sdf-video,1932175.php

この2人って、どなた?

答え = ジャンヌさんとサコさん、2人とも14歳。

地元紙によると、このアングレームのベンチ柵囲み=「反ホームレス対策」を見て、信じられなくて実際に現場に来てみた2人は、実際に見て、トンデモおい待てやゴラ==!ってなって・・・大人の力と道具を借りて、9個のベンチの1つの一部分を取り除き、柵の内部に入り抗議行動することに。

柵の中に入ったサコさんコメント = 「なんだか猿になった気分・・・」

柵の中の2人の足元には、「アングレーム万歳」、「近代動物園」、「スキャンダル」、「クリスマス精神」等のメッセージが。

夜が明け、26日になり・・・

アングレームの地元新聞の表紙は、こうなった。

Permalien de l'image intégrée

あれ?ベンチの柵が無い写真が表紙になってるけど・・・何故?

答え = この一面にも書いてあるように、大々的に問題になり、全国的に話題が広がり・・・アングレーム市役所は対処を取らざるを得なくなり・・・日付が26日に変わる直前に柵を外したのだって。

でも、この柵を外すのは「一時的な」ものであり、例の市長が提示している写真のように石を積んで柵で囲んで=排除作戦を中止するつもりはないとの見解を発表したんだって。

ここまでの悪意と憎しみ・・・どゆこと?狂っとる!って、この話題は、あっちゃこっちゃのメディアで伝えられた26日だった。

っと、こんな中、ベンチどころじゃねえわ、ウチは公園丸ごと柵で囲んで(元から囲まれとるけどな)、閉鎖閉鎖閉鎖!っと、理由も公開せず一気に3ヶ所の公園を閉鎖した場所がある。

さあ、どこなのか?

答え = 東京都渋谷区

いやね、こういう時期に年末年始、公園使わせねえわつって強制閉鎖するのは渋谷区の伝統芸になりつつある。

渋谷区が年末年始に公園強制閉鎖! – Tokyo condamne-t-il les parcs publics pour se débarrasser des SDF?

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