福島第一原発観光地化計画、フランス報道と読者反応

チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1 (2013年7月・ゲンロン出版)

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本の内容 (アマゾンより)

「観光地化する原発事故跡地!」
誰も知らない、あの悲劇の27年後とは――
3.11後に福島で取材を重ねた東浩紀・開沼博・津田大介の3名が、チェルノブイリへの取材を敢行。
立入禁止区域内、廃墟と化した周辺自治体、そして原子力発電所内部を巡りながら、未だ収束しない事故現場でさまざまな関係者の声を聞きました。写真家・新津保建秀の美しくも緊張感の漲ったグラビアとともに、その現場を子細にレポートします。
東浩紀によるツアー手記や開沼博による論考、津田大介によるルポルタージュに加え、観光学者・井出明による世界の「ダークツーリズム」スポットのガイドや、速水健朗による「空想のなかのチェルノブイリ」文化論、ロシア/ウクライナの専門家によるコラムなども充実。
1986年に起きたレベル7の原発事故から四半世紀。チェルノブイリの「現在」から、日本の「未来」を導きだす一冊です。
続く思想地図β4-2「福島第一原発観光地化計画」と対を成す、思想地図βシリーズの新境地!

2013年4月13日 朝日新聞 「東浩紀さんらがチェルノブイリを訪問 福島の構想探る」

2013年8月14日 デイ・キャッチ 東浩紀キリッとニュース解説プラス「チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド」

「福島第一原発観光地化計画」っというのが、ちまた?では話題だとか、ないとか・・・。

ウィキペディアの情報を引用すると・・・(http://ja.wikipedia.org/wiki/福島第一原発観光地化計画)

福島第一原発観光地化計画(ふくしまだいいちげんぱつかんこうちかけいかく)とは、株式会社ゲンロン代表の東浩紀が中心となって2012年から企画する、福島第一原子力発電所跡地付近の復興計画である。

2011年3月に起こった福島第一原子力発電所事故の記憶を風化させず人類史に残すことを目的とする。事故後25年後にあたる2036年頃、除染が進んで福島第一原子力発電所跡から数百メートルの距離まで一般市民が防護服なしに近づけるようになった状態を想定し、事故跡地付近に建設する施設やそこでの展示などを提案する。
先行事例として、撤去を検討されながら保存され世界遺産の指定を受けるに至った原爆ドーム、さらにはチェルノブイリ原子力発電所跡地が観光ツアーの行き先にもなっている例を参照する。

で、参加メンバーは

東浩紀 – ゲンロン代表取締役。
梅沢和木 – 現代美術家。
開沼博 – 社会学者。
清水亮 – ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長兼CEO。
津田大介 – ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。
速水健朗 – 編集者・ライター。
藤村龍至 – 建築家。
井出明 – 観光学者。

っという事だ。

さて、フランスは報道あんのか?ないのか?調べていたら、はい、ありました。

今日2013年8月24日時点で、フランスでは3つの報道機関で、「福島第一原発観光地化計画」について書かれている記事がネットで見受けられる。

以下、記事には共通点があった。

それは、どの記事にも、一切、誰一人として「参加メンバー」の名前が出てこなく、「知識人グループが・・・」とか、「専門家、大学教授、建築家からなる人たちが・・・」とか、そういう説明なんだよね・・・なんで「福島第一原発観光地化計画」の企画の中心だという東浩紀さんの名前とか出して記事書かれてないの?っていう、なんかソコが妙に変だなっていうか・・・この主題そのものをマトモに扱おうという気配が感じられない記事だなって思った。

真剣に記事書く記者はさ、その辺はメンバーの中心人物の名前の1人ぐらいは書かれてあるもんだけどね、しかも、その人たちが「知識人」っていうのであれば、なおさらの話だけどね。

あと、もう一つ気が付いたのは・・・BFMTVは、ぶっちゃけ情報何でも屋(とにかく多くの情報を早く伝えたい!)っていうメディアだけど、残りの2つの報道については・・・ル・フィガロ紙にしろ、ル・ポワンにしろ、政治的な色分けでは、一般的に「右翼・保守派」というので知られているメディアであるということ。

ま、いいや、興味あれば見てよ。

● BFMTV 2013年8月21日 「フクシマ : 原発周辺で観光村計画」

Sans titrehttp://www.bfmtv.com/planete/fukushima-un-projet-village-touristique-autour-centrale-586004.html

● ル・フィガロ紙 2013年8月21日 「近々、フクシマ周辺が観光村に?」

2Sans titrehttp://www.lefigaro.fr/international/2013/08/21/01003-20130821ARTFIG00281-bientot-un-village-touristique-autour-de-fukushima.php?page=&pagination=2#nbcomments

● ル・ポワン紙 2013年8月22日 「フクシマ、観光地?」

3Sans titrehttp://www.lepoint.fr/monde/fukushima-site-touristique-22-08-2013-1716342_24.php

で、これらの記事に対するコメントも読んでみた。

今現在のところ、こんな感じでコメントが残されてるよ。

● BFMTV 2013年8月21日 「フクシマ : 原発周辺で観光村計画」についてるコメントは、今現在は1件。

「フクシマで観光、キチガイグループめ・・・汚染水とか将来的に発症する癌のこととか、やることあんだろ。」

● ル・フィガロ紙 2013年8月21日 「近々、フクシマ周辺が観光村に?」についてるコメント、現在21件。

「スゴイ!日焼けするんじゃなくて真緑になんだね!」

「お金・・・ベクレル・・・」

「素晴らしいアイデア!じゃぁ、こちらからフクシマでの死者は0人だって会議で言ってる人たちを送り出せば良いんだね。もちろん片道旅券で良いんでしょ・・・」

「(記事にある)『放射線量に問題が無ければ観光客は原発から20キロの宿泊施設に』・・・っと、こんなデタラメな情報が何処から出てくるのか理解できないが、ここ数週間の情報を見てれば辻褄合うわ、20キロ地点でも被曝の問題なしで、原発から5キロでも問題なしって事だしね。私の仕事仲間たちが1キロ地点にある橋の修復に行った時に受けた被曝量は、古いテレビから1メートル地点で受けるソノ量と同量だってことだし。フランスのメディアもいい加減、感情的に訴えるような報道を止めて、真実を報道してくれよ。」

「子供たちの甲状腺がんの事、忘れないで。」

「俺抜きで行って・・・」

「ああ、それで、放射線50レムのソーダーを飲むんだな・・・」

「フランス軍がアフガニスタンで見たって聞いたよ。戦争観光に来た欧州人たちが、その現場の写真を撮りに来たって・・・。だから、こんなニュースに驚きもしないよ。」

「彼らでソノ村造ったら良いじゃん!客の第一人目が来るまで10年待って、その『知識人グループ』という人たちも、その時には、普通の人がどんな理解をしてるのかっていうのに気付くだろう。」

「『ようこそ癌ツアーへ』、『癌旅行に、いらっしゃいませ』!『これ、忘れないでくださいね、放射能汚染水プールでの海水浴というオマケ。効果の保証ありですよ!』」

「狂ったヤツラ、でも日本政府は常々、危険性はないって言ってんだよね。政府は過小評価し、日本国民はソレを信じると。まぁ、なんと素晴らしい規律性!」

「で、被曝する観光客用の腫瘍学センターが始まるのは、いつ?」

「超リベラル経済の火が発射され、スリル大好きな人々、そしてソレで金儲けすんだね!」

「素晴らしいアイデアだね、ついでに、3本目の腕が生えてくるっていう宣伝もしたら良いんじゃね・・・」

「軽いニュース・・・何百万という量の汚染水が無責任(しかも大嘘つき)にも太平洋に漏れ出しているというのに・・・驚き。日本人たちは、地球が耐えられる範囲の7倍も多くの消費をしているんだと思い知るべきだよ。日本だけの話じゃないけど、悲しい現実だが、彼らが納税するんだよね、大企業の社長たちの為に・・・そして、最悪な事には、地球にとっての、この大惨事を前に無関心な人々がいるという現実だ。」

「ああ、あのチェルノブイリ観光を企画してた人たちが居たことを思い出すわ・・・」

「自殺シティー、命名はコレで決まりでしょ!」

「ほんと日本人って狂ってる・・・ま、今に始まったことじゃないけど・・・」

● ル・ポワン紙 2013年8月22日 「フクシマ、観光地?」には10件のコメント。

「つまり、いかにして受け付けられないものを受け付けられる様にするのか、だ。金を生み出すための何ちゅうアイデアだ!人類は日々、後退すると。したら、人間は四つん這いで歩き出して、で、動物たちは人間の知性を超える日が来るんだな・・・」

「そういうのも有りなんじゃね?俺は知らんけど。」

「ありかもね。そう、そういう遠足好きな人も居るでしょ。だって、他にも自滅的なことする人居るしね(ドラッグ、アルコール等々・・・)。だから、いいんじゃね?ま、権利放棄書にサインしてから行ってもらう必要あるだろうけどな。」

「あそこの観光地にするとか、相当なバカじゃないと出来ないね。煙、土地、植物、魚、この地区にある全てが、周りが、これからも長年にわたって汚染されるんだよ。」

「スリル好きな人は常に居るんだ、ほら、高い金払ってアフガニスタンに行く奴もいるだろ!でも、あそこじゃ最悪でしょ、彼ら自身が被曝して、彼らの子供も汚染させることになんだよ!あのフクシマに1人だけ残ったという、あの日本人に尋ねてみたいよ、この計画に対して何て思ってんだろ!彼は未だ有名で居るのか?まるで、時代が後退して、白海・バルト海運河の(強制労働)建設工事現場で泣き叫ぶ声をかき消すためにオーケストラが演奏した時代みたいな話だ。この巨大惨事は何百人もの人にも関わる事故で、その被害は海洋だけではなく、アメリカでも空間の放射線量が感知されているという事を改めて思い出すべきだよ。」

「東電は、この2日半前から、一日に300トンもの高濃度放射能汚染水を太平洋に流してて、あの溶け出してる4基の原子炉の側に、あの1750トンもの汚染水あるような場所に観光地だって?!まるで昔の白海・バルト海運河の建設工事で強制労働者の鳴き声をかき消すべく、オーケストラが演奏したような話だな。この巨大惨事は何百人もの人に関わる事故で、しかも汚染は海洋だけには収まらず、あのアメリカでも空間放射線量の上昇が観測されていたという事を改めて思い出すべきだよ。既に、米国西海岸における乳児死亡率の上昇の件や、この解決策が無い世界的問題を前に、人々に不安を与えないため、こうして、ふざけた情報を流しているんだろう。ああ、あの日本人科学者が言ってたように、ニコニコ笑ってれば被曝しても治るんだろうよ。そんじゃ、こんな新しい遊園地が出来るというニュースを読んで、はい、おっとり笑顔で居ようじゃないか、あとの事は自然がやってくれるんだろ。」

「ま、やってみないと分からないね、でも俺は遠くにいるけどね。良い点としては、家に帰った時に電力会社に頼らずに自分自身の体を光らせて便利って事じゃね?ほら有った、これが電力エネルギーの省エネ方法。」

「これが、素晴らしきキャピタリズムの姿だ。命に係わる悲劇が起きても、死の前ですら何かしら『売上』を生まなきゃなんないんだ。レジス・ドゥブレが非常に明確に書いてた『カタストロフィー・大惨事の有効利用』(“Du Bon usage des catastrophes”)、この通りだな。」

「やっぱり日本人は賢いって言われてた通り!彼らのスローガンは、あのサルコジから吹き込まれたんだよ、『すべては儲けになる!』っていうアレ。」

「常に、他人の不幸を利用して儲けようとする人々は居るんだ。チェルノブイリだって、プリチャピだってさ、観光バスには慣れてるよ、彼らが何を探しに来るのか不理解なだけでさ・・・放射線の影響が写り込む写真でも求めてるのか?しなくても良い被曝をして、寿命を短くするため?」

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One response to “福島第一原発観光地化計画、フランス報道と読者反応

  • 「福島第1原発観光地化計画」がフランスメディアで報じられる « Bran.net

    […] 「スゴイ!日焼けするんじゃなくて真緑になんだね!」 「子供たちの甲状腺がんの事、忘れないで。」 「俺抜きで行って・・・」 「狂ったヤツラ、でも日本政府は常々、危険性はないって言ってんだよね。政府は過小評価し、日本国民はソレを信じると。まぁ、なんと素晴らしい規律性!」 「で、被曝する観光客用の腫瘍学センターが始まるのは、いつ?」 「超リベラル経済の火が発射され、スリル大好きな人々、そしてソレで金儲けすんだね!」 「素晴らしいアイデアだね、ついでに、3本目の腕が生えてくるっていう宣伝もしたら良いんじゃね・・・」 「自殺シティー、命名はコレで決まりでしょ!」 「常に、他人の不幸を利用して儲けようとする人々は居るんだ。チェルノブイリだって、プリチャピだってさ、観光バスには慣れてるよ、彼らが何を探しに来るのか不理解なだけでさ・・・放射線の影響が写り込む写真でも求めてるのか?しなくても良い被曝をして、寿命を短くするため?」 (福島第一原発観光地化計画、フランス報道と読者反応) […]

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