フランス緑の党=エヴァ・ジョリー氏 「その辺の体育館の暖房機の話をしてるんじゃないんですよ!」

先日、4月5日の午後に知り合いがメールしてくれて、フランスのポンリー原発での事故の話題を知った。

Centrale nucléaire de Penly – ポンリー原発

知り合いからのメールには、コレ読んでってル・フィガロ紙の記事へのリンクがあったから飛んだら、こんな短い記事(AFP通信社の第一報)やった。

Le Figaro – 05/04/2012

Incendie dans la centrale de Penly

Selon France Info, un incendie s’est déclaré dans la centrale nucléaire de Penly en Seine Maritime, dans un local situé dans le bâtiment réacteur numéro 2. Il est sans gravité, selon EDF. Une dizaine de véhicules de pompiers sont sur place, ainsi que des équipes de lutte anti-incendie d’EDF. Le réacteur s’est arrêté automatiquement.

http://www.lefigaro.fr/flash-actu/2012/04/05/97001-20120405FILWWW00844-incendie-dans-la-centrale-de-penly.php

何って書かれてあるのか?以下、訳すから読んでや。

ル・フィガロ紙 2012年4月5日

ポンリー原発内で火災

フランス・アンフォラジオ(France Info)によると、セーヌ・マリティムのポンリー原発(centrale nucléaire de Penly)の2号機の原子炉建物内部で火災が発生。電力会社EDFは大事には至っていないとの発表をしている。約10台の消防車が現地に送られ、またEDF会社専属の防火チームが出動している。原子炉は自動停止をした。

記事元 = http://www.lefigaro.fr/flash-actu/2012/04/05/97001-20120405FILWWW00844-incendie-dans-la-centrale-de-penly.php

まぁ、とんでもなく怪しい匂いプンプンの「火災」らしいよな・・・恐ろしいわいっと思いましたとさ。

で、ネットでは「速報速報速報」って感じで、この件について同じ情報が、あっちゃこっちゃで流れてた。

で、その翌日の新聞にも載ってるのかな?っと思いながら歩いてて、無料新聞メトロ紙を手に取ることが出来たから見てみると・・・あはは、載ってたけど、正に象徴的な載り方だったわ。

これ見てやってよ、この開きページに載ってるんだよね。

右ページは大型スーパーの広告だから無視して、左ページに大きく注目を引くのは、大統領選挙でデカデカと掲載されていると。

きっと、このページは、この日のメトロ紙を手にする人は、スっ飛ばさないで読むことになるページやと思うんだけど、このデケぇ記事の左に、まぁ、小さく載ってること・・・。

この差を見て、ああ、やっぱフランスは第一投票日4月22日が近く、もう大統領選挙で一杯一杯で・・・原発内で火災発生しても、こんな風に小さく載せるだけなんか?うんわっ・・・って正直ワロたわ、酷いだろコレって。

ズームするよ。

何と書かれてあるんか?

以下、訳してみるので興味あれば読んでや。

メトロ紙 2012年4月6日

原発

火災発生で原子炉停止 昨日午後過ぎ、ポンリー原発(セーヌ・マリティム)で原子炉が自動停止した。電力会社EDFによると、「けが人も出ておらず、環境への影響も無い。」との事。また、サン・ローラン・デ・ゾー原発(ロワール・エ・シェー)も、昨日「小さな事故」で原子炉が停止するという事故があった。

————————–

っと、こういう分け。

あはは・・・2つの原発で原子炉が自動停止してるという「事故」が、どんだけ小さく掲載されてるんだよって、コレ見て思ったけどね。

さすがの「原発帝国フランス」っという図なのか?(苦笑)

で、歩きながらコレ読んで、読み終えて周り見たら、人々は平和そうに歩いてたよ!!

ところで、以下のビデオは、BFMTVのニュースビデオで、ニュースタイトルは「ポンリー原発で火災 : 電力会社EDFは何としてでも安心させたい」だよ。

訳してみるから、これも興味あれば見てや。

BFMTV – 06/04/2012

Incident nucléaire à Penly : EDF veut rassurer à tout prix

http://www.youtube.com/watch?v=ZkluiSppec0

BFMTV姉ちゃん 事故から1日が過ぎ、電力会社EDFは、原子炉は、いつもの冷却作業が行われ、平常時に戻ったと発表し、その発表は住民を安心させているようだ・・・。(←ちょい嫌味っぽく。)

住民おっさん1 いやぁ、チョロっと漏れただけでしょ、ま、そんだけの事でしょ。

住民おっさん2 あそこにゃ、高技術を持った人がおるんでしょ・・・。ま、ちゃんと管理してると思いますよ、はい。

BFMTV姉ちゃん 昨日午後、電力会社EDFは先ず、煙が出たとの発表をし、次に2ヶ所で火災が発生したと言い、5時間も経たない内に今度は、放射性汚染水の漏れがあったとの報告・・・っと、このように事故を過小評価しようとした傾向が伺えます。

電話インタビュー = マーク・サン=アロモンさん(フランス脱原発団体の管理人) (EDFの過小評価は)伝統的なことです。先ずは間違った情報を出すんですね、で、その後に、当時実は何があったのかと検証するのですが、とにかく情報は隠蔽され間違った情報が既に流れているのは確実です。EDFによると、環境にも影響が無いし、けが人もいないという事になってるんです。しかし、どうですか、今朝得た情報によると、1人軽い火傷を負った人がいるという話だし、環境にだって影響は与える可能性は出てくるわけですよ。なんと言っても、汚染水が一時回路から漏れたのですから、いずれはソレが外に流れ出るという事になるんですからね。

BFMTV姉ちゃん 専門家達に寄れば、(自動停止をした)原子炉が再稼動されるか、されないかによって、この事故の重要性の「判断の見込み」となるだろうと指摘している。

————————–

っと、こういうニュース。

このBFMTVのニュースより、もう少し突っ込んだ情報を報道しているのは、例えば、このユーロニュース。

具体的に問題が起きた場所は、ポンリー原発第2の原子炉建屋内の冷却ポンプの繋ぎ目で、発生時間は夜中で、発生後、圧力と温度を下げることに努めたんだって。

で、取りあえずの事故レベルは、国際評価尺度(INES)のレベル1と(暫定的に)評価を下したんだってよ。

ほいで、EDFは数日間原子炉を停止事故の起きた部分の収束作業と、原因解明に取り掛かるってよ。

euronews – 06/04/2012

で、東京新聞の夕刊にも記事に。

ちなみに、日本の報道では、「パンリー原発」っと書かれてあるけど、正確な発音をカタカナにすると、「ポンリー」だと思うんだけどね・・・。ま、いいや、その辺のフランス語発音カタカナ表記問題については・・・。

東京新聞 2012年4月6日

仏の原発で火事 冷却水漏れる

【パリ=野村悦芳】フランス北部のパンリー原発で五日、2号機の周辺から出火した。原子炉は自動停止し、火も間もなく消し止められたが、放射性物質を含む冷却水が漏れているのが確認された。フランス電力公社(EDF)は、漏れた冷却水は建屋内のタンクに回収されており「環境に影響はない」と発表した。けが人はいない。

仏原子力安全局(ASN)は、国際評価尺度(INES)で下から二番目のレベル1に当たると暫定評価した。AFP通信によると一時間あたり二・三立方メートルの冷却水が一時漏れていた。その後、一時間あたり約〇・一立方メートルに低下した。

EDFによると、同日午後零時二十分ごろ、煙を感知。消防隊が冷却用ポンプ付近で、漏れた油が燃えているのを確認し、消し止めた。その後、ポンプ接合部に不具合が見つかった。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012040602000262.html

————————–

ところで、肝心のEDFは、どんな正式発表をしておったんよっと思ったので見に行ってみた、EDFのHP。

はい、ありました、EDFによる2012年4月6日付公式発表

何が書かれとるんか?

● 4月5日から6日にかけての夜中、ポンリー原発チームは、圧力と温度を下げることににより、冷却用ポンプの繋ぎ目からの冷却水漏れを制御することに成功した。

● 今朝の4時からは、ポンプからの漏れは無くなった。

● 冷却循環が平常時に戻ったので、動員されたメンバーは今朝5時15分に動員解除された。

● しかし、この事故は原子炉冷却に問題を与えるレベルではなく、環境にも全く問題を与えないレベル。

● 事故は、国際評価尺度(INES)の7段階中のレベル1との暫定評価が下された。

————————–

はい、全く持って、ウチらが云々言って心配することないんだってさ、安全だってよ、安全、人体にも環境にも全く問題ないってよッ!!!!!

BFMTVの電話インタビューに答えていたマーク・サン=アロモンさん(フランス脱原発団体の管理人)が、「EDFによると、環境にも影響が無いし、けが人もいないという事になってるんです。しかし、どうですか、今朝得た情報によると、1人軽い火傷を負った人がいるという話だし・・・」って言ってたけどさ、どうなってんだろね?

ところで、大統領選挙に、ヨーロッパ・エコロジー・緑の党から出馬しているエヴァ・ジョリー氏は、以下、自身のツイッター=http://twitter.com/#!/evajolyで、こんな風に書いてたよ。

エヴァ・ジョリー氏ツイッター 2012年4月5日付

「ポンリー原発事故に関する情報はチビチビと小出し。安心せず監視しましょう : 私は、フランス政府に情報公開の完全な透明性を要請します。」

エヴァ・ジョリー氏ツイッター 2012年4月6日付

「ポンリー原発、サン・ローラン原発の事故も普通じゃない。私達が目の前にしてるのは原発の事故であって、その辺の体育館の暖房機(ボイラー)の話をしてるんじゃないんですよ!」

追記

エヴァ・ジョリー氏ツイッター 2012年4月10日付

「福島でもポンリーでも原発事故が続いている今日、原発は本質的な問題だ。」

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