仏こども新聞 「大統領選挙」 その2

『フランスの子どものいる家庭では、こんな新聞を取っている子どもたちが居るよ。購読すれば週末を除いて、毎日家に届けられるんだって、で、この「ル・プチ・コティディアン」(直訳=小さな日常)は、6歳からって書かれてあるよ。』って、以前、「仏こども新聞 「大統領選挙」」ってのを書いてみたけど、今回は、その続編。

いやはや大統領選挙の第一回投票日まで、もう1ヶ月を切ってる分けだけど、以下、こうしてフランスの、こども新聞にも話題が頻繁に扱われている今日この頃。

先ずは、こちら金曜と土曜の合併号、2012年3月2日3日付。

表紙には、こんな感じで書かれてある。

大統領選挙についての質問に答えます。

ところで、左派や右派って何だ?

今週の土曜日は、大統領選挙の第一投票日まで50日だよ。

良くある質問は、フランスの政治の、左派と右派の違いについて。

で、新聞を開くと・・・こうして、左には左派の、右には右派の傾向、特徴、公約内容が非常に簡潔、大雑把にではあるけど、書かれてある。

例えば・・・どんな特徴なのか?

左派 = 高額収入者の税金引き上げ

右派 = 企業の負担(税金のようなもの)を引き下げる

左派 = 同性愛者間の結婚、養子受け入れを認める

右派 = 子どもを増やす(作る)環境政策(例えば、既に子どもが数人いる家庭に支援をするなどして・・・)

っと、こんな感じで大雑把に「対称」的な事が上げられて、大きな違いをザっと分かりやすくっという感じで書かれてある。

以下は、2012年3月7日付で、表紙に書かれてあるのは・・・

大統領選挙についての質問への答え (3月2日付の続編)

で、新聞を開くと・・・こうして、子ども達から投げられた質問が紹介され、その答えも書かれてある。

子ども達の質問は直球でワロたっていうか、うんうん聞いたれ聞いたれって思うもの多し。

以下、その中から幾つか訳してみたので、興味あれば見て。

なぜ子ども達には選挙権がないの?

フランスは、選挙権が与えられるのは18歳からだからだよ。18歳という年齢は、「成人」年齢で、「大人」と見なされる年齢なんだ。そして、18歳からは政治的意見を持つに足りる知識を持っているとされ、選挙権も持てるというわけだよ。

大統領に支持を与えるのは誰なの?

居ないよ。国のトップである人間達の、その上の人たちってのは居ないんだ。

大統領の収入は、おいくら?

ニコラ・サルコジ(現大統領)の1月の給料は19000ユーロだよ。大統領は個人で払うものは無いんだよ。(交通費、食事代など・・・)

メモ 19000ユーロ ってグーグルにブチ込んだら、約208万円だってよ。(19000ユーロ = 208.640086 万円って事でしたよ!)

大統領は理由無しに誰かを殺す権利はあるの?

ないよ。大統領には誰も殺す権利なんて無いよ。独裁者は時に反発側の人や殺人者を殺すことはあるけどね。でも、フランスでは、(政府に)反対する人々も自由に表現することが出来るんだ。それから、もし誰かが、いけないことをしたら、その人は警察に捕まり、裁判にかけられることもあるよ。死刑に関しては、もう30年前から廃止されてるんだ。

大統領が刑務所に行くこと(入れられること)はあるの?

ないよ。大統領である期間は、警察からも捕まえられることはないし、法廷にかけられる事も無いよ。でも、大きな重大な間違いを犯した場合には、特別選出会議のメンバーが大統領退職を願い出ることも出来るんだ。でも、そんな事になったのは今まで1度も無いよ!

————————————————–

さて、1月の給料が19000ユーロのニコラ・サルコジ大統領は、今日2012年3月26日、何処で何をしてるんだろ?

答え = 大統領選挙運動、出馬候補者活動の一環として、サン・ローラン・デ・ゾー( Saint-Laurent-des-Eaux)原発を訪問。

こうして、今日3月26日の午後に、サン・ローラン・デ・ゾー( Saint-Laurent-des-Eaux)原発を訪問したサルコジの件、AFP通信社の記事が、まんまリベラシオン紙20minutes紙に掲載されている。

以下リベラシオン紙の記事タイトル = 「サルコジ氏、電力会社EDF従業員に原発業界を救うよう要請」

今日のサルコジの言葉 (AFP記事から引用)

● 「もし、あなた方が原子力を維持したいのであれば、さぁ今こそ連帯するべきです、でなければ、もう手遅れになってしまう。」

● 「かれこれ60年前から、原子力がコンセンサスになっていて(・・・) このコンセンサス・合意が大変スキャンダルな形で壊された(・・・) 大統領選挙の党間での合意材料にしフクシマ原発の事故を利用する人々によって(・・・) 彼らは、恐怖心を煽り、そしてフランス原発業界・産業を破壊するためなのです。」

● 「原子力産業を破壊することは、電力会社EDFを破壊することであり、各自あらためてシッカリと考えていただきたい。」

Libération (AFP) – 26/03/2012

Sarkozy appelle les salariés d’EDF à l’aide pour sauver la filière nucléaire

Nicolas Sarkozy a appelé lundi les salariés d’EDF à le rejoindre pour sauver l’industrie nucléaire et leur entreprise, menacées selon lui de “mort” par l’accord électoral signé par son rival socialiste François Hollande avec les écologistes. ( © AFP Philippe Wojazer)

SAINT-LAURENT-DES-EAUX (Loir-et-Cher) (AFP) – Nicolas Sarkozy a appelé lundi les salariés d’EDF à le rejoindre pour sauver l’industrie nucléaire et leur entreprise, menacées selon lui de “mort” par l’accord électoral signé par son rival socialiste François Hollande avec les écologistes.

“Si vous voulez défendre le nucléaire, c’est maintenant qu’il faut se mobiliser, parce qu’après ce sera trop tard”, a lancé M. Sarkozy devant plusieurs dizaines d’ouvriers et d’ingénieurs d’EDF à l’issue d’une visite de la centrale nucléaire de Saint-Laurent-des-Eaux (Loir-et-Cher), en bord de Loire.

“Depuis 60 ans le nucléaire fait l’objet d’un consensus (…). Ce consensus a été brisé dans des conditions scandaleuses (…) par un accord électoral entre des gens sectaires qui profitent de l’accident de Fukushima (…) pour jouer sur les peurs et pour casser le nucléaire français”, a-t-il dénoncé.

“La seule raison (de cet accord), c’est ne pas déplaire à Mme (Eva) Joly (candidate écologiste à la présidentielle) et à ses amis”, s’est indigné le président et candidat de l’UMP.

A l’appui de son discours, Nicolas Sarkozy a également agité lundi la menace d’une disparition d’EDF. “Casser le nucléaire c’est casser EDF, j’aimerais que chacun y réfléchisse”, a-t-il mis en garde, “il faut que vous passiez au-dessus des corps intermédiaires et que vous fassiez prévaloir l’intérêt qui est le vôtre, défendre le nucléaire et défendre EDF”.

Le Parti socialiste a signé en novembre un accord électoral avec le mouvement Europe écologie Les Verts (EELV) qui prévoit la fermeture de 24 des 58 réacteurs atomiques français pour faire passer la part de l’énergie nucléaire de 74 à 50% dans la production d’électricité du pays. Le candidat François Hollande a pour sa part précisé que seule la centrale de Fessenheim (Haut-Rhin), la plus ancienne du pays, serait fermée d’ici 2017 s’il était élu.

© 2012 AFP

http://www.liberation.fr/depeches/01012398383-sarkozy-appelle-les-salaries-d-edf-a-l-aide-pour-sauver-la-filiere-nucleaire

以下、サルコジのサン・ローラン・デ・ゾー( Saint-Laurent-des-Eaux)原発訪問の様子を報じるTVトゥール局。

TV Tours – vidéo postée le 27/03/2012

Advertisements

2 responses to “仏こども新聞 「大統領選挙」 その2

  • 村野瀬玲奈

    おもしろいですね、子ども新聞。もっともっと紹介してください。

  • onaironaironair

    村野瀬玲奈さん

    コメントありがとうございます。
    うん、子ども新聞、ときどき的外れ?な話題の時もあるけど、見てみると結構面白いですよ。
    で、あたしが購読してるんじゃないんで、毎日読むことは出来ないけど、機会があれば面白いのは出して行こうと思います、興味ある人いるかもしれないしなって思うしいいいいいいいい。(^^

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this: