仏テレビ局の福島特集 – FUKUSHIMA à la télévision française

昨日、知り合いのお宅で新聞=ル・モンド紙(3月4日-5日号)見させてもらってさ、テレビ番組欄にて、今晩3月6日、フランスの2局のテレビ局で、福島のことを扱う番組があると知ったよ。

で、昨夜3月5日、日本映画が2本立て続けに、フランス・ドイツ共同テレビ局アルテにて放映されてたんだよね。

放映された映画は、「フクシマ」とは直接関係ないけど、このアルテ局なりの想いが溢れている選択なのだと感じたわ。

2本の映画に共通して言えるのは、主人公は子ども、子ども達で、親がいない、いなくなってしまった子ども達なんだよね。

ARTE 05/03/2012  20h35

① 「誰も知らない Nobody Knows」 (2004年) 監督 是枝裕和

実話=1988年の巣鴨子供置き去り事件が題材になってるんだよね、コノ映画。

② 「菊次郎の夏」 (1999年) 監督 北野武

菊次郎って名前、武の父ちゃんの実名なんだよね。

2012年3月6日テレビ番組表

France 5                        M6                        ARTE

● テレビ局・France 5

夜8時35分から「キャロール・ガエシエーと見る世界」という番組内で、「私は福島にいた」(“J’étais à Fukushima”)っという題のついているドキュメンタリーが放映される。

このドキュメンタリーはNHK2012年製作・ミズノ・シゲノリさんと記されてる。

これは、NHKスペシャル「原発事故100時間の記録」の事だね、で、ミズノ・シゲノリさんは、NHKの水野重理(しげのり)チーフプロデューサーだという事が、朝日新聞の記事で分かったよ

NHKスペシャル 「原発事故 100時間の記録」 NHK総合 3月3日 (土) 21:00-22:00

NHK spécial “Cent premières heures de l’accident nucléaire” diffusée le samedi 3 mars 2012 sur NHK Sôgô, 21-22h

夜10時35分からは、「討論」で、ゲストは2人。

「討論」は、こんな感じで。

司会のマダム = キャロール・ガエシエー(Carole Gaessler)。

① ハルコ・セキグチ・ボアグリオ(Haruko Sekiguchi Boaglio)さん。

以前、セキグチ・ハルコさんの記事をフランス語から日本語に訳したことあったわ。

セキグチ・ハルコさんは、フランス人の旦那さんと小さなお子さんと一緒に、福島からフランスに引越しされて、日本には帰れなくなったと言ってらした方。

参照 = 震災後 : 泣きながら去る人たち – 移住してくる人たち

② ダヴィッド・ゼバグリア(David Zavaglia)さん。

この方の名前も、あたしは覚えてて、というのも、以前同じくアルテ局の報道で、福島特集をしてて、かなり突っ込んだ現地レポートをされてたのが、このダヴィッド・ゼバグリアさんで、これもフランス語から日本語に訳したことあったんだよね。

参照 = ドイツ・フランス共同テレビ、アルテ 「福島 : 原発と闘う人々」

● フランス・ドイツ共同テレビ局アルテ(ARTE)

今晩ギッシリと福島特集「フクシマからの教訓」。

夜8時40分からは、ドイツ製作のドキュメンタリー「巨大原発事故調査」。

夜9時30分からは、ドキュメンタリー「原発、フランス・ドイツ間の亀裂」。

夜10時25分からは、「討論」。

夜22時45分からは、アルテ局HP内のチャット・ビデオが行われる。(フランスとドイツからしか参加は出来ないってよ。)

チャットはココ → http://www.arte.tv/fr/Video-chat-en-direct-_21/6439080.html

以下、チャット・ビデオをキャプってみたわ。(フランス時間2012年3月6日、夜10時44分過ぎ)

ゲストは以下の3人。

ニナ・ネゼェー氏、フリードリヒ·エーベルト財団、政治情勢・エネルギーのプロジェクトマネージャー

Nina Netzer, chargée de mission politiques de climat et d’énergie Friedrich-Ebert-Stiftung, Berlin

マイケル・シュナイダー氏、ヨーロッパエネルギー問題専門家

Mycle Schneider, consultant international en énergie et politique nucléaire

ティエリー・シャール氏、フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)、所長

Thierry Charles, directeur de la sûreté à l’Institut de Radioprotection et de Sûreté Nucléaire (IRSN)

夜10時55分からは、放射性・核廃棄物についてのドキュメンタリー「放射性遺産」。

夜11時40分からは、「地図の下」という番組内では、「2012年原発問題」。

番組をキャプってみた。

世界の原発図

世界の原発事故レベル0~7

原発推進国、脱原発国

夜11時55分からは、ドキュメンタリー「南三陸、沈没した街」。

以下、番組映像をキャプったもの。

南三陸の漁師さん 「魚の放射能検査はしています。心配していたんですが、今のところ(放射能反応が)出ていないので・・・。」

アルテ局 「福島特集」 予告

Récits de Fukushima – Bande-annonce (Soirée THEMA sur ARTE)

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朝日新聞 2012年2月29日

3・11の実相、世界に発信 NHKが「国際版」

映画やアニメに比べ、日本の放送界は海外発信力に課題があるとされてきた。だが、世界の関心がいや応なく日本に集まった東日本大震災を機に、これまでにない機動的な取り組みが始まっている。

■「日本がきちんと発信すべきだ」

3月3日放送のNHKスペシャル「原発事故100時間の記録」は、フランスの公共放送「フランステレビジョン」との国際共同制作だ。原発近くの住民や医療・消防関係者、政治家、東京電力などの証言から、事故直後、人々に何が起きたのか複眼的に見つめる。

取材や編集はすべてNHKでやったが、仏側も制作費を一部負担した。その代わり、NHKは日本版とは別に「国際版」を作る。福島県の位置を示す地図を入れたり、漁や米づくりが盛んな東北が古くから首都圏に電気を送ってきた歴史を説明したり。仏の視聴者にわかりやすくするためだ。

国際版は6日、地上波の「フランス5」チャンネルでゴールデンタイムの午後8時半から2時間の特別番組として全仏に流れる。VTRの前後には生放送で討論も予定している。

NHKの水野重理(しげのり)チーフプロデューサーは当初、1年の節目に原子炉内で何が起きたのかを検証しようと考えていた。海外の関心も同じだろうと思ったが昨秋、渡仏して話してみると求められたのはヒューマンストーリーだった。

「視聴者は自分と同じような人たちがどんな目に遭ったのかを知りたいのです」とフランステレビジョンのアン・ジュリアンヌ・ドキュメンタリー国際開発部長は話す。昨年初夏からNHKにラブコールを送っていた。「我々が乗り込んで番組を作ることもできる。でも福島の話は、地元の日本人だからこそ可能な深みのある取材によって届けることが重要なのです」

ヒントは得られた。つらいのは納期が日本の放送日より1カ月も早いこと。だが、水野プロデューサーは日本の今を伝える番組があまり海外へ出ないことに前から疑問を感じてもいた。

「BBCなどが日本を取材した番組が国際市場に流れ、それが歴史になっていくということでいいのか。最前線で最も情報を持っているのは我々だという自負もある。特に原発については日本がきちんと発信すべきだと思う」

番組は3月10日にNHKの国際放送「NHKワールドTV」でも世界に向けて放送される。雑誌「タイム」や経済紙「フィナンシャル・タイムズ」に広告を打つなど同局は異例の態勢でPRをしているという。

ジュリアンヌ部長は言う。「どの先進国も今までの生活を変えなければならないと思っているが、日本は3・11を機にどこよりも早く変革を求められる国になった。日本人がこれをどう成し遂げるのか、世界が見ているのです」

■民放各局も中国・北米などに

震災直後、日本発の情報が少ないため「世界は飢餓状態にあった。いつになったら出てくるのか、とすごいプレッシャーでした」とNHKで国際共同制作を担当する堀江さゆみチーフプロデューサーは振り返る。

海外の放送局が日本に割ける時間は限られている。基礎知識の量も違うため、日本の番組を外国語にしたからといってすぐ放送してもらえるわけでもない。

昨年5月、同局は史上初の策に踏み切った。大型連休に放送され、19.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率だったNHKスペシャル「巨大津波 “いのち”をどう守るのか」を超特急で英語化。無料で世界へ配信した。

44の国と地域で放送され大きな反響があった。刻々と動く世界情勢のなか、震災の衝撃が風化する前のギリギリの時機だった。

民放番組も続々と海外へ出ている。「フラガール」を追ったテレビ朝日の番組が中国中央テレビで全土に流れるほか、フジテレビのドキュメンタリーも今年3月11日に中国や北米で放送される。TBSは、津波の脅威にさらされているオセアニアの国々に津波のメカニズムに迫った報道番組を英語版で無料提供した。

(田玉恵美)

3月10、11日の週末を中心に、日本のテレビは震災一色に染まりそうだ。NHKが3日から9夜連続でNHKスペシャルを放送するほか、11日は各局とも長時間の報道特番を組む。被災地が舞台のドラマ、歌番組、プロ野球復興試合などの特別企画も準備されている。

http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY201202280288.html

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2 responses to “仏テレビ局の福島特集 – FUKUSHIMA à la télévision française

  • bird

    はじめまして。2週間くらい前から拝読しています。仏新聞の記事など、日本の報道の視点とはまた違うので大変興味深いです。毎回、いち早く翻訳されているのも素晴らしいです。ブログ主さんは、日本の方ですか?フランスのテレビは普段、BFMTV とiTELEしか見ないので、こちらのブログのおかげで昨日のFrance5とARTEの放送を見ることができました。ありがとうございます。

  • onaironaironair

    birdさん、こんにちは。

    コメントありがとうございます。

    > BFMTV とiTELE

    なんちゅうか、ラジオニュースに「映像」が加わった感じのメディアやな。

    とにかく分刻みの「速報」で、基本、ドンドン情報流しますと、中継もガチ有りの速さメディアの、時間内に収める勝負メディア。

    > France5とARTE

    こちらは、ガチでテレビ。

    あたしが思うには・・・France5は、全てではないけど、見せ方がスペクタクル的であり、見世物系=衝撃的であったりするなと思います。

    ARTEは仏独共同局で、以前からも地味に原発問題とか放映してたしな・・・で、直ちに番組内容変更し「復習」として、チェルノブイリ関係のドキュメンタリーを放映しとりましたな。

    で、速さ勝負ではなく、内容・取材の深さ・検証・掘り下げメディア。

    で、時間にも余裕有り。

    っと、こんな風にアタシは思っとります、はい。

    あたしは基本テレビっていう物体をONすることは非常に少なくて、ネットを通して見るんです。

    で、そういう体制に慣れてるからか、時々知り合いとか友達の所で、例えば大画面で、しかも高画質画面(!!)でテレビを見る場合には、おいいいいいいいいいいいいいいいいいいテレビだぞ、テレビッ!! なんや、リモコンでチャンネル変えとるぞオイッ!! っとなるんですね。

    だから、一見「え?この子、テレビ初めて見る子?」ってなるwwww。

    で、しばらくすると、テレビに向かって「いやいや、ソレいつの情報よ、ネットニュースでソレ昨日とか、一昨日やっとったがな・・・そんなシナリオ有りのニュース読んでないで、最新の情報出せよ、え?出せないの出来ないの?」って言いたくなる・・・特にニュースやってる時なんだけど。(-_-;

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