原発問題、中沢新一氏、そして宗教

東京在住の方から送ってもらって、精神科医、評論家の斎藤環(さいとう・たまき)著の、月刊「新潮」連載「フクシマ、あるいは被災した時間」2月号掲載の一部を読ませてもらって、面白いって思ったあああああ。

記事送ってくださった方に感謝申し上げます☆

↑     ↑     ↑

中沢新一氏によると、「日本人が原子炉を上手く扱えない理由」 = 「一神教の本質に理解がないためである」っていうんだよね・・・。

えええええ?って、あたしはビビったけどね。

日本人は、一神教の本質に理解が無いの?って思う?

で、もし中沢新一さんの言うところの、「一神教の本質に理解があれば」、日本人は原子炉を上手く扱えるってことおおおおお???

ちょっと怖くなって来るんだが・・・。

で、コレを読んでから、以下の東京新聞の記事を読むとさ、記事内にある「外国の「緑の党」とは異なる日本の自然観を重視した環境政党を目指す。」って所が、更に「宗教っぽく」、「信仰心っぽく」響くんだわな。

それにしてもさ、「日本の自然観を重視した環境」って・・・どんな環境だろう?

で、「日本の自然観を重視した環境」っていう言い回し自体が、妙に「神道」的で、だとすると「一神教」じゃなく「多神教」だよね・・・どうなんだろうね、その辺さぁ。

東京新聞 2012年2月12日

脱原発「グリーンアクティブ」 中沢新一さんら結成へ

新団体設立を目指す中沢新一氏(右)とマエキタミヤコ氏=東京都千代田区神田小川町で(木口慎子撮影)

文化人類学者の中沢新一氏らが設立を目指してきた、脱原発などを目指す運動組織の全容が十一日、分かった。名称は「グリーンアクティブ」で中沢氏が代表を務める。環境政党を志向する政治団体や、地域社会の再興を目指す部門など四つの活動体を置き、従来の政党の枠組みを超えた幅広い運動を目指す。週明けに正式発表する。

中沢氏は震災後の昨秋、日本の社会や価値観の転換を目指し、欧米の「緑の党」のような政治団体を設立すると表明していた。ただ既存政党の枠組みだけでは「震災後に突きつけられた価値観の転換や新しい勢力を広く集められない」(中沢氏)と考え、さまざまな人たちの思想や行動を緩やかに束ねるネットワーク体結成へと方向転換した。

中沢氏以外では、社会学者の宮台真司氏、思想家の内田樹氏、タレントのいとうせいこう氏、コピーライターのマエキタミヤコ氏らが参加する。

四つの活動体のうち、政治部門として「緑の日本」(政治団体登録済み)を設置。脱原発や消費税増税反対、環太平洋連携協定(TPP)反対などの政策を軸に、外国の「緑の党」とは異なる日本の自然観を重視した環境政党を目指す。

次期衆院選に独自候補は擁立しない方針だが、理念に賛同する議員や立候補者には支援を示すマークの「グリーンシール」を与える。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012021202000051.html

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毎日新聞 2012年2月11日

脱原発宣言:中沢さん、内田さんらが毎日新聞に意見広告

「意見広告を出す市民の会」が11日付毎日新聞朝刊に出した脱原発を宣言する意見広告 (PDFダウンロード)

思想家の中沢新一さん、内田樹さん、作家のいとうせいこうさんが呼びかけ人となった「意見広告を出す市民の会」が、11日付毎日新聞朝刊に「私たちは原発のない日本をめざします」と脱原発を宣言する意見広告を出した。中沢さんは「潜在的な人々の意思が、新聞を通じて可視化されることに意義がある」と話している。

意見広告には文化人や音楽家を中心に若い世代も含めた約150人と約20団体が賛同した。同会は今後も同様の活動を続けるといい、いとうさんは「未来に対する倫理として、方向を変えなければいけない。若い世代も意見広告を出せると伝えたい」と話した。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120211k0000m040138000c.html

東京新聞 2011年10月6日

東京新聞 2011年10月3日

中沢新一さんという人は、本当は、どういう心境の下に「緑の日本」という「政治団体」を立ち上げているんだろう?っと、益々気になる。

こんな本を読んだら少しでも本質的なことが分かんのか?

で、日本人も全員「一神教の本質に理解」を示し、「完全なる仏教」を極めれば、「原子炉は上手く扱える」ようになる・・・とでも、実の所おっしゃりたいのだろうか?

(朝日新聞社出版・2003年)

出版社/著者からの内容紹介 = 南北朝期、王権に取りこまれ近世的世界を産み出す原動力となったのが「悪党たち」だった—-日本史上の大転換期に生じた変化の本質とその現代的意味をさぐる。(平凡社出版・1994年)

(集英社出版・2011年)

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「脱原発世界会議」中沢新一氏、新党「緑の日本」をつくる発表 2012年1月14日

21世紀COEプログラム 公開講演会 「一神教と多神教―― 新たな文明の対話を目指して」にて

中沢 新一(中央大学総合政策学部教授)氏講演 (以下のビデオ8分過ぎより)

講演テーマ 「一神教と多神教―グローバル経済の謎」 (2004年)

日時:2004年10月30日(土)午後1時30~4時

場所:同志社大学 今出川キャンパス 明徳館 21番教室


中沢新一氏とオウム真理教 1995年

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追記

さきがけ on The Web   2012年2月13日

「日本人つなぐ国民戦線が必要」 脱原発で運動組織立ち上げ

記者会見する人類学者の中沢新一さん=13日午後、東京都千代田区

脱原発などを目指し、人類学者の中沢新一さんらが、草の根運動をとりまとめるための組織「グリーンアクティブ」を13日、立ち上げた。東京都内で記者会見した中沢さんは「右も左もない日本人をつなぐ国民戦線が必要。民衆から意思をくみ上げて政治を変える」と呼び掛けた。

組織は「構想」「メディア」「経済」「政治」の4部門で構成。原発に依存しない社会の実現に向け、環境企業などでつくる「経済人会議」の開催や短文投稿サイトなどを活用したデモ、雑誌発刊などを予定している。

また、国の形や社会の在り方を根底から突き崩すとして、消費税増税や環太平洋連携協定(TPP)推進にも反対。

http://www.sakigake.jp/p/special/11/eastjapan_earthquake/npp.jsp?nid=2012021301002184

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上の、さきがけ on The Web記事(2月13日付)で、中沢新一さんは

「右も左もない日本人をつなぐ国民戦線が必要。民衆から意思をくみ上げて政治を変える」

って言ってらっしゃるけど、この「国民戦線」っという表現を聞いて、あたしは、真っ先に思ったのが、まさに、フランスの極右政党フォン・ナショナル=国民戦線党=現党首マリーヌ・ル=ペンなんだよね・・・だからマジ、ちょっとビビった・・・。

デジタル大辞泉の解説のこくみん‐せんせん 【国民戦線】見てみる?

《(フランス) Front national 》

1 1935年、フランスで人民戦線に対して組織されたファシスト諸団体の共同戦線。国家戦線。

2 極右活動家ルペンが中心となって1972年に結成したフランスの政党。移民排斥などを主張。国会や欧州議会に議員を輩出している。FN。

ちなみに、フランスの極右政党フォン・ナショナル=国民戦線党は以下のような政策を掲げている政党。(ウィキペディアにあったのを拾ってきた。)

● 移民の制限。ただし、フランスの文化を尊重、保護する移民は拒まない。

● たとえフランス国籍を持つ移民や移民二世・三世でも、犯罪を行った場合は出身国へ強制送還させる。

● 伝統的な生活様式を保護する。特に農民を尊重する。

● フランス国内のモスク建設の停止。

● 麻薬の密売人や、小児性愛などの性犯罪者、母親による児童虐待、殺人者、テロリストを特に対象として、死刑を復活させる。

● 公務員の削減。

● 減税。

● 極左に操られているような団体に対する補助金の廃止。

● 放任主義を減らし、道徳の復権をはかる。

● 犯罪者や移民には寛容ゼロ (tolérance zéro) で臨む。

● 同性カップルもパートナーシップを結べる民事連帯契約法の廃止。

● 国籍に関してはいわゆる血統主義を採用する。内容は「フランス国籍の親を持つ事」であり、「何代にも遡って血統が証明されたフランス人」ではない。

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骰子の眼 2012年2月13日

中沢新一氏「緑の党のようなもの」グリーンアクティブ立ち上げ

「グリーンシールを貼らない候補者は落としましょう」政治、文化、経済を繋ぐネットワーク

グリーンアクティブの発起人・代表として記者会見を行った中沢新一氏

人類学者の中沢新一氏がかねてから「緑の党のようなもの」として構想を伝えてきたグリーンアクティブの立ち上げ記者会見が本日2月13日、東京・千代田区永田町の衆議院第一議員会館で行われた。代表の中沢氏のほか、発起人に名を連ねている社会学者の宮台真司氏、クリエイターのいとうせいこう氏、サステナのマエキタミヤコ氏、そして賛同人として歌手の加藤登紀子氏、一水会代表の鈴木邦男氏、「マガジン9」編集者の鈴木耕氏、アースガーデン代表の鈴木幸一@南兵衛氏が出席した。

ネットのなかに潜在する声を現実の世界に引き出す

この会見のなかで中沢氏はグリーンアクティブという団体名の由来について、「3.11の後日本人のなかに力強く沸き上がった緑の意識を持った人々が行動に立ち上がるという意味を持っています。それを目に見えるかたちで、現実の政治や社会や文化を変える力に作り替えていくための様々な活動を行なっていく組織」と、政党よりゆるやかなネットワークを作り出し、そこで多様な人を巻き込んでいくことを目指すと説明。そして、「原発に依存しない社会を作り出す、とか、むやみな自由貿易や自由主義経済によって国のかたちや社会のあり方を根底から付き崩していくような動きに抵抗していこうする心や、極端な経済格差をもたらそうとしている経済や社会の動きを是正していかなければいけないという意識が強く沸き上がっています。しかし、こういう思いはネットのなかに潜在していたり声なき人々の思いのなかに隠されている。それを大きく現実の世界に引き出して、いま日本が陥っている様々な困難や袋小路を打破しいく力になっていきたい」と語った。

グリーンアクティブ記者会見より。前列右から加藤登紀子氏、中沢新一氏、マエキタミヤコ氏、後列右から鈴木幸一@南兵衛氏、鈴木耕氏、鈴木邦男氏、いとうせいこう氏、宮台真司氏

緑の意識によって繋がった大同団結を行う国民戦線

グリーンアクティブの組織としては4つの枠組みに分かれており、中沢、宮台両氏により思想的な部分を担う「構想部」、いとう、鈴木耕、鈴木幸一各氏に津田大介氏が加わり、デモやツイッター、フェイスブックなど草の根のメディアと新しい表現を開発し、雑誌の発刊も行う「メディア部」、農林水産業をはじめとした日本経済の根っこの部分を再生することを目的とした「経済部」(中沢氏、加藤氏、小林武史氏)、そして日本の議会制政治にも影響を及ぼしていこうと、日本独自のエコロジー政党を成長させるための「政治部」(マエキタ氏)に分かれており、このうち政治部は既に代表をマエキタ氏により緑の日本として政治団体登録が済んでいるという。中沢氏は「この集合体を中心にサポーターが支えあいながら活動が続けられる。緑の意識によって繋がった大同団結を行う国民戦線のようなものを作りあげようと思っている。政治権力からでなく、民衆の側からその意識を汲み上げて行う政治の改革を草の根から目指していく」と述べた。

いとう氏は「どうしてもいろんな政治団体やNPO、個人はネットのなかでのネットワークが可視化されて公のメディアに取り上げられることが少ないが、それを完全にネットワークして飲み込みながら、その意志を可視化して一緒にやりましょうということを呼びかけたい」と発言。また宮台氏は「〈任せて文句たれる社会〉から〈引き受けて考える社会〉へ、の変革が必要だ」とアピール。そして鈴木幸一氏は、「中沢さんを信用できると思ったのは、僕は根本的な文化運動として捉えている。自然文化を捉え直す。という根本の姿勢を持っていらっしゃると思ったから」と明かした。

原発について考えることは、アートについて考えることと同じ

マエキタ氏は緑の日本について、「緑の意識を可視化し実際に国会に持っていくための政治団体。選挙があった際には原子力発電を作らない、売らない、そしてわからないものは動かさないというポリシーに賛同してくれる議員には、どの党にいてもグリーンシールを貼ることで、脱原発の人に投票したいというのがわかりやすく投票できるようにする」というルールを発表した。
このグリーンシールのコンセプトに対しwebDICE編集部が質問をした「民主党の議員のなかでも原発賛成と反対の人がいて、個人的には反対でも、議決を取るときには党員は党議拘束されるので、グリーンアクティブの考え方を政治で活かすには、立候補者を立てるべきではないか」に対し、マエキタ氏は「立候補者がいなければ立候補者を探して、ぜひやってくださいということを頼むかもしれないし、メンバーでいる人が立つかもしれない。党議拘束という既成概念は幻想だと思っていて、造反すればいいんです。党議拘束に関わらず脱原発を表明したい人にしかこのマークはつけさせません。ですからどの党にいてもつけられるけれど、グリーンマークの原則に従うという約束においてつけてもらいます」と解説。中沢氏が「まだ流動的なので現時点では立候補者を立てるかは言えない。それからグリーンシールを貼らない候補者は(選挙を)落としましょうということですから、僕なんかはネガティブ・キャンペーンじゃないですけど、そっちを展開したい」と語ると、宮台氏も「僕も大賛成です」と返した。

最後に中沢氏は「原発について考えることは、アートについて考えることと同じ。芸術の問題、文化の問題、社会の問題と分けずに、グリーンアクティブはそれを横断していく運動になっていく」と記者会見を締めくくった。

(取材・文:駒井憲嗣)

【関連記事】

[TOPIC]中沢新一氏、新政党「緑の日本」設立を発表(2012-01-15)

http://www.webdice.jp/topics/detail/3395/

グリーンアクティブ公式HP http://green-active.jp/

http://www.webdice.jp/dice/detail/3416/

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「反原発の思想史: 冷戦からフクシマへ」 絓秀実著

出版 = 筑摩書房、2012年2月13日

第四章 ニューエイジ・宮沢賢治・アナキズム

「笠井潔とオリエンタリズム」より抜粋 (p.171)

『しかし、ニューエイジは基本的には、カウンター的なサブカル運動である。ガジェット的なありかたを通じて、その「脱近代」的思考を浸透させていくほかない。中沢新一の著作における神秘主義が、つねに「なーんちゃて」感をともなっているのも、そのためだろう。その感じこそが、中沢のエンターテイメント性であり、ポピュラリティーの素である。』

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