放射能モニタリング研究所代表・ダヴィッド・ボワレー氏インタビュー – Interview : Mr. David Boilley, président de l’ACRO

今日、ダヴィッド・ボワレー(David Boilley)氏のインタビューが掲載されてるのを読んだ。

掲載されてたのは、ル・ヌーベル・オプセルヴァトゥール(Le Nouvel Observateur)というフランス誌のHPで、モルガンヌ・ベルトラン(Morgane Bertrand)記者によるインタビュー。

インタビュー記事の最後に、「インタビュー2012年12月15日」って書いてあるけど、2011年だよねッ!!

ちなみに、ダヴィッド・ボワレー氏とは、誰なのか?

ダヴィッド・ボワレー氏 = アクロ研究所=放射能モニタリング研究所代表者で、日本にも出向いて、福島県の子供たちの尿の放射能測定を行い、6月に日本で記者会見も行った人だよ。

ACRO研究所ホームページ : http://www.acro.eu.org/

ACRO研究所ホームページ(日本語) : http://www.acro.eu.org/youkoso.html

以下で、ダヴィッド・ボワレー氏について触れたことがあるよ。

● 子どもの尿からセシウム検出

● ドイツ・フランス共同テレビ、アルテ 「福島 : 原発と闘う人々」

以下、記事訳してみたから良かったら読んでぇ☆

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ル・ヌーベル・オブサーヴァトゥール誌 2011年12月15日付

「日本は来春、脱原発するでしょう」

記者 モルガンヌ・ベルトラン

インタビュー = アクロ研究所=放射能モニタリング研究所代表者で日本に詳しいダヴィッド・ボワレー氏に伺う、「フクシマ」から9ヶ月の分析

写真 = 2011年4月、東京にて、放射能汚染されたキャベツを振り掲げる農民達。撮影 =ササハラ・コウジ/AP/SIPA

汚染された粉ミルク、汚染水問題・・・こうしてフランスから日本を見ると、第二の「フクシマ」の段階に入っている様に伺えますが。

日本では震災の話題が毎日メディアで扱われています。特に注目されているのは環境の汚染問題です。汚染された粉ミルクの件に関しては、驚くことに、東京郊外に当る埼玉県に運ばれた材料で製造されたということは、かなり汚染が進んでいると思われます。

地元の食べ物に関しては、特別な不信感はあるのでしょうか?

日本は60%にあたる食物を輸入しているんですね、そして、これら輸入されたものは基本的には汚染されていないものです。残る40%に関しては、日本政府はリスク地帯の食物に関して検査をするとしていますが、大した「禁止」というのはされていません。つまり、さまざまな製品の放射能測定がなされて、許可が出されており、これら製品が市場に出回ることが禁止されるのは、基準値以上のセシウムが検出されてからなんです。
もちろん、そのような検査もすり抜けて多くの商品が出回っています、今年の夏には牛や、それから静岡の緑茶など流出しました。
大変分かりやすい形で現れたと。
フランスでは、あのエリカ号油流出事故後、海塩生産で知られるゲランド塩生産者は消費者の信頼を維持するため3年間に及んで生産を停止したのです。
日本では、お茶の生産者は茶葉が汚染されているにも関わらず、自社の製品の生産許可を得たかったと。来年まで待てば、消費するに値する茶葉が摘めるというのに・・・しかし、消費者は既に信頼を失っている事でしょう。
福島で水揚げされる魚に関しては、基準値以下であるとしながらも市場に出すのを禁止しています。完全な信頼性は有りません。
この9月、北海道で、1キロ辺り80ベクレルが鱈(たら)から検出されました。もちろん、この数値は基準値以下ですが、漁許可のある、コレだけ離れた地で、このような結果が出るのは驚きです。
しかし、問題の中でも特に重要なのは、お米に関してです。
牛とは違って、日本での「米」は、毎日の日常食の中心で、国内で賄っているのです。
収穫は8月下旬から10月に掛けて行われ、収穫後の放射能検査は野菜よりも厳しく検査が行われました。厳しく検査を行っているといっても、結局3箇所の自治体で、市場に出た米の回収が行われるという事態になったのです。

消費者が買わないのに、なぜ、こうして市場に出すのでしょうか?

既に東京電力に金融注入の必要性が出ている政府が、これら製品を禁止してしまうと、農家への補償が必要になってくるのです。今の日本は、医療問題と、この「フクシマ後」の経済問題が競合している状況です。
くる12月26日に、東京電力 福島原子力発電所の事故調査・検証委員会が中間報告を発表する予定があるのですが、彼らは、原子炉損傷の原因は、津波ではなく地震であると発表しました。さて、このような報道をしている朝日新聞ですが、日本ではどのように受け止められているのでしょうか?つまり、東京電力は地震対策に対応していなかったと、しかし、コレは新しい話でも何でもありません。2007年の地震の際、柏崎刈羽原子力発電所では大きな揺れに見舞われて、電気変圧器で火災が発生し、放射性バレルは落下し、あちらこちらに亀裂が入り、放射能漏れ・・・あれから数年経ってる今日2011年に至っても、原子炉の内の数基は今も停止状態なんです。
福島の場合、電力と冷却水の喪失は地震が原因です。そこへ津波がやって来て、非常用電源用ディーゼルの稼動を不可能にしてしまったのです。
この地球上の地震の10%は、日本で発生していますが、津波は特殊な現象なわけです。
専門家たちの間でも、誰も津波が単独で全被害をもたらしたと考えられていません。
この情報は今回、大きく公表されたものです。

日本は脱原発へと向かっているのでしょうか?

現在日本で稼動しているのは、54基中8基です。その内の1基は、先日火災が原因で停止しましたが、もともと12月18日には停止予定のあった原子炉です。
基準として、13ヶ月稼動した原子炉については定期検査のため停止されることになっています。再稼動に当っては、地域の自治体の代表と、知事の了解が必要なんです。それがどうですか、まだ、どこの誰も再稼動了解のサインをしていないんですよ!
原子力安全・保安院も原子力安全委員会も、震災後、的確な予測を出来ずにいたにも関わらず、安全強化を唄っているんです。
現段階で言えるのは、春に、日本は原子力発電を止めることになるでしょう、しかし、原子力問題とは何十年、いや何世紀にも渡って付き合っていかなければならないのです。

そして、原子炉は再稼動しようとすれば出来るんだと・・・。

私は脱原発は出来ると思います。例えば、福島から600キロ離れた大阪、大阪知事は脱原発の意思表示をしたことで知られるんですが、最近大阪市の市長選に当選し、大阪は、この地域の電力の株の9%を持っているんです。それから、前首相がハッキリと日本は脱原発へ向かうと表明しましたよね。
9月27日より新総理になった野田佳彦氏の意思表示は、それほどハッキリしてはいません。それでも、野田政権チームは、未来の国のエネルギー政策について考える方向性を示しており、中には名高い反原発派の人も居る。この新政権チームだって、近い内に報告書を出さなければ行けないのです。

エネルギー生産の低下は、どのように差し引きされるとお考えですか?

日本の原子力発電は国の30%です。例えば、夏や冬のある一定の高い電力需要が見込まれる際には、石炭による火力発電、それからガスや石油で賄うことが出来ます。日本はコレに期待をし、古い停止中の(火力発電所などの)再稼動に期待を寄せているのです。
そして、みなさん消費をされているんです。
この夏は例年にくらべると未だ暑くなかったというのもありますが、東京での電力消費は15%低下し、レストランでは冷房使用も減り、夜間は看板の点灯も消され、工場稼働時間や列車時刻も最高需要時間帯に絞られて消費され・・・と、ま、これは未だ始まりにしか過ぎませんが。(=つまり、可能なんです、ヤレバ出来るんです。)

もし日本が早期に脱原発をすると、原子力業界はどうなるんでしょうか?

問題は、まだ廃炉の段階まで来ていないんです。それから、日本は放射能廃棄物の保管問題を抱えていますし。この放射能廃棄物に関しては、国の第1の問題となってくるでしょう。何といっても、日本政府は1万3000平方キロメートルという敷地を除染すると宣言したのですから。福島県の70%が森林や山地で、つまり、29000000立法メートルに及ぶ放射性廃棄物という問題が出てくるのです。そして、これらを何処に置いたら良いのか、誰も分からない状況なんです。

デヴィッド・ボワレー氏インタビュー 2012年2011年12月15日

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アクロ研究所は、さまざまな測定を行っていて、例えば、掃除機の埃なんかも検査してるんだよね。

福島第一原発から200キロも離れた千葉県柏市で10月10日に摂取された埃から

セシウム134 = 2580ベクレル / 1kg

セシウム137 = 3390ベクレル/ 1kg

合計 = 5970ベクレル / 1kg

検出されたという事だよっ!!!

以下、アクロ研究所のHPより。

掃除機のホコリ

日本の市民からの求めに応じて13軒の家の掃除機のホコリを分析した。原発から600Km離れた大阪を除いて、これらのホコリは全て福島での大惨事によるセシウム134と137で汚染されていた。

セシウムにより1キログラム当たり約20,000ベクレルという最も高い汚染を示したのは福島市渡利地区のものである。原発から約60 kmの場所にあるこの地域は特に汚染されている地域として知られており、コメの出荷も禁止されている。

北は岩手県一関市、南は東京の北の郊外に位置する千葉県柏市の住宅も相当に汚染されている。両市は原発から約200 km離れているが、汚染されたホコリは1キログラム当たりほぼ6,000ベクレルである。

http://www.acro.eu.org/OCJ_jp#23

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参照

JCAST 2011年12月8日付

「粉ミルクのセシウム」福島の住職500万円の放射能測定装置で発見

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東京新聞 2011年12月15日付

記事を送ってくださった方に感謝申し上げます☆

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以下、ル・ヌーベル・オプセルヴァトゥール(Le Nouvel Observateur)の記事まんま。

Le Nouvel Observateur – 15/12/2011

“Le Japon sera sorti du nucléaire au printemps prochain”

Morgane Bertrand, journaliste

David Boilley, président de l’Association pour le contrôle de la radioactivité dans l’Ouest et fin connaisseur du Japon, analyse le tournant dans lequel se trouve le pays neuf mois après Fukushima. Interview.

Des paysans de Fukushima brandissent leurs choux radioactifs à Tokyo en avril 2011 Koji Sasahara/AP/SIPA

Lait infantile contaminé, eaux radioactives … Vu de France, le Japon semble subir un deuxième effet Fukushima.

– Au Japon, la catastrophe est dans les médias tous les jours. On en apprend toujours davantage sur la contamination de l’environnement. En ce qui concerne l’affaire du lait en poudre, le plus surprenant est qu’il s’agit d’un produit importé mais conditionné dans une usine de la province de Saitama, dans la banlieue de Tokyo. Suffisamment contaminée pour contaminer le lait.

Y a-t-il une méfiance particulière à l’égard des produits alimentaires locaux ?

– Le Japon importe 60% de sa nourriture, qui n’est, par principe, pas contaminée. Pour les 40% restants, le gouvernement a mis en place des contrôles dans les zones à risque, sans interdiction a priori. C’est-à-dire que les produits sont autorisés, mesurés, et ensuite seulement interdits si l’on y trouve du césium au-dessus de la limite.

Evidemment, de nombreux produits passent entre les mailles du filet. Le bœuf cet été, ou encore le thé vert de Shizuoka. Un cas d’école. En France, après la marée noire de l’Erika, la production de sel de Guérande a été suspendue pendant trois ans pour garder la confiance des consommateurs. Au Japon, les producteurs de thé voulaient que leur produit soit autorisé alors que ses feuilles étaient contaminées. L’an prochain, la nouvelle récolte sera bonne à la consommation mais les consommateurs n’auront plus confiance.

De même, ils boudent le poisson de Fukushima même si son niveau de contamination est inférieur au seuil légal. On n’est jamais totalement sûr. En septembre dernier à Hokkaido, au nord de l’archipel, on a pêché une morue à 80 becquerels par kilo. C’est sous la limite, mais étonnant pour une zone de pêche aussi éloignée.

Mais le principal problème reste le riz. A la différence du bœuf, c’est un aliment quotidien et symbolique. Le Japon est autosuffisant. La récolte a eu lieu entre la fin août et octobre. Les contrôles mis en place étaient plus stricts que pour les légumes. Mais ça n’a pas manqué: le riz de trois municipalités a été retiré du marché car contaminé.

Pourquoi le commercialiser si les gens n’achètent pas ?

– Si le gouvernement interdit ces produits a priori, il devra dédommager les agriculteurs, alors même qu’il tient déjà Tepco sous perfusion financière. Il y a aujourd’hui au Japon un conflit entre le coût sanitaire et le coût financier de l’après-Fukushima.

Le rapport d’étape de la commission gouvernementale chargée d’enquêter sur la catastrophe, qui doit être publié le 26 décembre, indique que les réacteurs auraient été fortement endommagés par le séisme plutôt que par le tsunami. Comment ces informations diffusées par le journal “Asahi” sont-elles reçues au Japon ?

Que Tepco ne soit pas prête face à un séisme, ce n’est pas nouveau. En 2007, la centrale de Kashiwasaki-Kariwa a subi une forte secousse et le transformateur électrique a brûlé. Des fûts radioactifs sont tombés, il y a eu ici et là des fissures, des fuites radioactives… Et sur les sept réacteurs, certains n’avaient toujours pas redémarré en 2011. A Fukushima, le séisme est responsable de la coupure du courant et de l’eau. Le tsunami, lui, a empêché le fonctionnement des moteurs diesel destinés à l’alimentation de secours.

10% des séismes de la planète ont lieu au Japon, alors qu’un tsunami reste un phénomène exceptionnel. Au niveau des experts, personne n’a jamais cru que le tsunami avait seul causé tous les dégâts. Ces informations sont désormais publiques.

Le Japon est-il en train de sortir du nucléaire ?

– A ce jour, 8 réacteurs fonctionnent sur 54. L’un d’eux a encore été arrêté le 7 décembre à cause d’un incident, mais il l’aurait été de toute façon le 18 décembre. La règle est qu’au bout de treize mois de fonctionnement, on les arrête pour maintenance. Leur redémarrage est soumis à l’autorisation du président de région, le gouverneur. Or aucun d’eux n’a accepté de signer ce redémarrage !

Tous réclament des garanties solides, sachant que les avis de la Nisa (Nuclear and Industrial Safety Agency), autorité japonaise de sûreté nucléaire, sont discrédités après la catastrophe qu’elle n’a pas su prévenir. A ce jeu là, le Japon aura arrêté la production d’électricité nucléaire au printemps mais sera encore empêtré dans les problèmes du nucléaire pendant des décennies, voire des siècles.

Les réacteurs peuvent être relancés…

– La sortie du nucléaire me semble acquise. Dans la région d’Osaka, à 600 kilomètres de Fukushima, le gouverneur connu pour ses positions anti-nucléaires vient d’être élu maire de la ville d’Osaka, qui possède 9% des parts de la compagnie d’électricité locale. L’ancien premier ministre avait clairement annoncé que le Japon sortait du nucléaire.

Le nouveau, Yoshihiko Noda, au poste depuis le 27 septembre, est beaucoup moins clair. Mais son gouvernement a mis en place une commission pour réfléchir à l’avenir énergétique du pays, dans lequel figurent des antinucléaires notoires. Elle doit elle aussi sortir son rapport prochainement.

Comment sera compensée la baisse de production énergétique ?

– Le nucléaire représente 30% de l’électricité du pays. Pour les périodes de forte demande, été et hiver, il existe des installations thermiques, qui tournent au charbon, au gaz et au pétrole. Le pays compte dessus, y compris en remettant en marche les anciennes centrales.

Et puis tout le monde fait des économies. Cet été, moins chaud que d’habitude il est vrai, Tokyo a consommé 15% d’énergie en moins. Les restaurants ont baissé la climatisation, les enseignes lumineuses ont été éteintes la nuit, les industries et les trains ont changé leurs horaires pour limiter leur consommation aux heures de pointe… C’est un début.

Si le Japon sortait du nucléaire rapidement, que deviendrait le parc de centrales ?

– On n’en n’est pas encore à la question du démantèlement. D’autant que le pays n’a pas de centre de stockage des déchets. Les déchets radioactifs vont devenir le problème n°1 du pays : le gouvernement a dit qu’il décontaminerait une surface estimée à 13 000 km2 de terres. Pour la seule province de Fukushima, avec 70% de forêts et montagnes, environ 29 millions de m3 de déchets sont attendus. Que personne ne sait où mettre.

Interview de David Boilley (le jeudi 15 décembre 2012) <–2012?? C’est en 2011 non?!!!

http://tempsreel.nouvelobs.com/planete/20111214.OBS6763/le-japon-sera-sorti-du-nucleaire-au-printemps-prochain.html

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