クロード・アレーグル氏 「科学者も技術者も原発業界において世界のトップレベル」

フランスの地球化学者で、政治家でもある、クロード・アレーグル(Claude Allègre)氏。

1997年から2000年まで、リヨネル・ジョスパン首相の下で教育大臣(日本で言う文部大臣)をやってた人。

この人の、原発感を書いてみようっと。

ル・ポワン誌 「原発特集」  2011年3月号

Le Point, “Spécial Nucléaire”, mars 2011 

「日本は原発事故の被害者ではなく、地震災害の被害者である。」

「逆に、日本は原発事故の被害者ではない。しかし、あれは人間歴史上の地震災害である。1万6000人の死者もしくは行方不明者が出ていると言われており、私は、その人数が2万5000人に達するのではないのかと不安です。また、10万人が家を失い全てを失ったという事。地震後に発生した津波は本州北部を襲いました。これが全ての出発点となったのです。」

フランスのシナリオ この同じシナリオがフランスで起こりうるのか?答えは、ノーだ。まず、フランスには大きな地震地帯はなく、休息中の地震地帯もなく、地震活断層もない。それでも、我々の地帯に地震はあるが、その回数は少なく、地震マグニチュートも低いものである。そこで、原発について、つまり我国の原発について話しましょう。我国の原発は、マグニチュード6.3に耐える造りになっている。フランスの地震規模においては、十分な基準である。改めて思い出す必要があるのは、あの地震に日本の原発は耐え、また地震対策がされている東京の建物も、あの衝撃に良く耐えたわけです。あれだけ建物上階部分が、驚くほどの振動に揺れパニックを起こしたけれども、耐えたんですよ。」

「たとえ日本政府が何を決断し、どんな決断を将来の原発に対して取ったとしても、フランスの科学者、技術者たちは福島の原発事故の経験から学び、ありえる情報全てを使って、現在の原発、更には将来の原発の更なる安全確保に努めるでしょう。とにかく、フランス人は、我々の科学者も技術者も原発業界において世界のトップレベルだという事に理解を示すべきです。その事実は、アメリカでも賞賛されているのですから。」

「ハッキリさせましょうよ。もし、我々が脱原発をし、完全に原発から身を引いて、石炭エネルギーで賄うとなると、国は発展途上国のようになるという事なんですよ! 果たしてフランス人たちは、時代後退をしたいと思われますか? 産業、農業の低迷を受け入れると思えますか? そう、ソレがエコロジー派の人々の提案なんです。 こういったことを、我々1人1人が自覚していく必要があるんです。」

2011年3月16日 – I-télé

I-télé – 16/03/2011

ここでも、同じく、「フランスには地震も津波もないし、福島と同じような原発事故は有り得ない。」っと、I-téléの番組に出演して断言しているアレーグル氏の姿が。

↓    ↓    ↓

以下は、カナール・アンシェネ、10月特号掲載の、2011年3月17日のクロード・アレーグル氏の発言。

「とにかく冷静に整理する必要があります、今現在、日本には原発災害は起きていないのです。」

↑    ↑    ↑

はああああああああああああああああああああああああああああああああ??

3月17日にさ、こんな事言ってるアレーグル氏だけどさ、3月17日にも、色々起きてたよ、大変なことになってたよね!!

「直ちに」確認してみようよ。

3月17日、福島第一原発、上空から撮影の模様 (東電提供ビデオ)

Centrale nucléaire de Fukushima-Daiichi (filmé par TEPCO) – 17/03/2011

科学と生活誌、4月特号

3月17日、午前10時頃には、4機のヘリコプターが、3号機、4号機を冷却する為に上から7.5立法メートルにも及ぶ水(海水)をブっ掛けてて、高線量の為、近寄れても大変に見時間時間に限られるなど、作業の困難さが書かれてある。

同じく3月17日、午後7時45分には、東京から自衛隊が放水機を持ってやって来て、現場は地獄状態であり、周りは真っ暗で、作業する人々は頭部に設置した明かりだけが頼りという状況であると書かれてある。で、放水機のホースの長さは500メートルのが3本 = (海側用、原子炉接続用、中間区用)、塵などを吸い込んで被曝しないように、防護マスク着用しての作業が行われたと。結果、残骸姿の3号機に30立法メートルの水(海水)を送り込んだまでに終わったっと。

っと、こう書かれてあり、作業の奮闘具合が伝わってきて、冷却するにも相当な困難な状況にあったことが伝わってくる・・・クロード・アレーグル氏は、どこの何を見て、この3月17日の時点で、「今現在、日本には原発災害は起きていないのです。」なんて言ってたんだ??

以下、3月17日に放水作業をした陸上自衛隊の伊藤輝紀三佐、中嶋建司三曹、斉藤裕之二曹が、当時の様子を話している。

陸自隊員、福島第一への放水時の心境語る


福島第一原子力発電所の水素爆発後、高い放射線量の中で最初に放水を行ったのは、陸上自衛隊木更津駐屯地のヘリコプター部隊だった。任務にあたった当時の隊員が8日、心境を語った。
放水は、3月17日午前10時前から4回にわたって、水素爆発を起こした3号機の原子炉建屋へ行われた。1番機のパイロット・伊藤輝紀三佐は当時の様子を「なんとかうまく建屋に放水して、命中させてやろうと、そればかり思っていました。防護マスクをつけたり、鉛のスーツを着たりすると、よりいっそう細かな操作が難しくなったので大変でした」と話した。当時、隊員は被ばくを防ぐため重さ20キロにもなる鉛の入った防護服を8時間にわたって着用したまま、任務にあたったという。
中嶋建司三曹「機長の放水の合図が来たら、自分が実際に見て確認して、ボタンを押して放水した」
また、消防車を使った地上からの最初の放水は、夜間で目標が見えにくく、緊迫した中での作業となった。
斉藤祐之二曹「『東京電力』の方が、外で(放水をする)方向とここの位置に(放水をして)、というのを手で示された。サーチライトで場所を照らして、放水を実施した」
木更津駐屯地からは現在も、ヘリコプター3機を東日本大震災の被災地の宮城県内に派遣しているということで、24時間態勢の任務が続いている。

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フランス、2011年3月17日、TVフランス2局のお昼のニュース(JT)にて、「福島第一原発事故特集」報道の模様。

France2 (JT) – 17/03/2011 

こちらは、同じく3月17日、TVフランス2局の夜8時のニュースにて、「日本特集」の模様。

France2 (20H) – 17/03/2011

以下は、3月のフランステレビ局・Canal+番組内の「ギニョール」(風刺人形劇)に「出演させられてる」(笑)、クロード・アレーグル氏。

これは、実際に存在するフランスの夜のニュースのパロディーで、アナウンサーの方は、フランステレビTF1の顔だったキャスター、パトリック・ポワブル・ダーボー氏。

2人の会話を訳してみたから、良かったら読んでみて☆

キャスター 「は~い、今晩お招きしているのは、地球の専門家、クロード・アレーグル氏です。日本の原発事故がフランスでも議論されている今日この頃、さて、アレーグルさん、フランスは脱原発するべきでしょうか?」

アレーグル氏 「ああ、もちろんですとも。」

キャスター 「え?本当ですか?」

アレーグル氏 「もちろんですってば。じゃなかったらパニックですよ。まず、我々の脳みそをゴミ箱にポイっつって捨てて、はい、原発閉めますと。」

キャスター 「ええ?どうゆう事ですか?」

アレーグル氏 「先ずですね、日本で起きた出来事は、フランスでは起き得ない出来事でしょ?はい、原発閉めますよ。オーストラリアで鮫に人が食われたら、はい、(フランスの)ブルターニュ海岸でも海水浴は止めますよね~。アメリカ人がチップス食いすぎて死んだら、はい、パリでもチップス食べるの一切止めてっていう様にね~。」

キャスター 「それは極端すぎますよ。」

アレーグル氏 「いやいや、私は、この国の知識人たちの意見を聞いて、その上で言ってるんですよ、ほら、ドミニック・ボワネー氏でしょ、それからニコラ・ユロ氏、ノエル・マメー氏に・・・で、彼らが脱原発しなきゃって言うんだったら彼らの言ってることは当ってるんでしょうな。」

キャスター 「脱原発は、実際問題、可能なんでしょうか?」

アレーグル氏 「はいはい、もうヤった事あるじゃないですか、フランスは脱原発。」

キャスター 「え?」

アレーグル氏 「はい、ソレは『中世』っと呼ばれるもんですな。木を燃やして、歯もなけりゃぁ、30歳で死ぬっていうヤツですわな。そんなんで良いんだったら、何時でも始めれますよ、簡単簡単。」

キャスター 「いや、だから、ソコまでしなくても・・・」

アレーグル氏 「ですから、原発止めると電気が無いわけでしょ、だから、毛皮のパンツ履いてイノシシ狩に出かけるって事ですね。」

キャスター 「いや、本当に、フランスでも原発が爆発すれば大変な影響が出るって言うのは、そこは同意されるでしょ?取り返しの付かないことになると・・・。」

アレーグル氏 「はいはい、確かにね~、エッフェル塔だって、建物だって崩れれば死者は出るわけですから~。」

キャスター 「何で又、エッフェル塔の話が浮上してくるんですか?え?」

アレーグル氏 「いやいや、何で又、原発が爆発するんでしょ~ね?」

キャスター 「いやいや、だ・か・ら、いろんな問題が原因で・・・ミッシェル・リヴァジ氏が、ほら説明してたじゃないですか、プロトンが熱くなって、で・・・海水が水素を発生させて・・・で、バぁ~ンッて爆発するって。」

アレーグル氏 「・・・?・・・。あのね、お尋ねしますがね、あなた・・・随分と前から『科学と生活誌』の少年版でも購読してるんですか?」

キャスター 「いえ、購読・・・してませんけど何か?」

アレーグル氏 「ああ、そんな事だろうと思ってましたよ。」

キャスター 「はい、じゃぁ何をしますか、一体どんな対策を?」

アレーグル氏 「ほら、私みたいな科学者が何をやってるか、しっかり見てくださいよ、原子力エネルギーに代わるエネルギーの開発を検討中案ですよ、今の所見つかってないわけだけどっ!」

キャスター 「いやいや、既にあるじゃないですか、風力発電って言うのが。」

アレーグル氏 「ああ、風力発電ね、はいはい、風を基盤に新しい文明をって言いたいんだろうけど、ソレも既にヤリ済みじゃないですか。」

キャスター 「え?」

アレーグル氏 「フランスは、既にヤってしまってるよって言ったんですよっ!」

キャスター 「はい?」

アレーグル氏 「はい、その名も、グレノンのヨットクラブ、ほらね!! あのブルターニュの海岸線沿いをバカが滑りやがってるじゃないですか、アレですよ。あんなんだったら、私は原子力を続ける方が、よぉ~っぽど良いですよ。」

キャスター 「ん・・・?じゃ、私は『科学と生活誌』の購読をすることにしますかね・・・。」

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