フランス大統領選挙と原発問題

みんなあああああ、生きてる?

フランス大統領選挙が2012年に行われ、その日は刻々と迫っており、大統領選挙に出馬する人間の「原発感」もしくは「脱原発感」は、注目されている・・・と、あたしは思ってる。

例えば、こうして、リベラシオン紙の2011年11月11日付の表紙は、ズバリ、「原発にイエス or ノー?」っと、ドでかく書かれてあり

そして、新聞開けて初っ端、ドえらく手こずって、福島原発事故以来、揺れに揺れてる、現在建設中のフラモンヴィル(Flamanville)原発についての特集があった。

記事の題は、「EPR(新型原子炉、欧州加圧水型炉) : 社会党はエコロジー派(緑の党)との合意に、繊細な駆け引きに出る」。

以前もザっと書いたように、ヨーロッパ・エコロジー・緑の党のエヴァ・ジョリー氏は、社会党から出馬するフランソワ・オーランド氏に、「あんたの脱原発への想いによって、ウチらの出方も変わるよ、脱原発しねぇんだったら・・・大統領選挙最終戦で、ウチんとこの票を送らないよ。」って、ま、条件っつぅか、出した分けだ、で、幾つかのメディアは、挙って「緑の党、オーランド氏へ脅迫宣言」みたいな感じのタイトルとかで報じたんだよね。

フランソワ・オーランド氏は、現在建設中のフラモンヴィル(Flamanville)原発・EPR(新型原子炉、欧州加圧水型炉)について、こう言ってる、11月7日(月)の発言。

「私は、発展だと思われるものに関しては維持をする、つまり、安全性が基準に達すると確認されるならEPR(新型原子炉、欧州加圧水型炉)の建設をさせるという事です。」

そんな中、ジョリー氏は先日、来日し、福島県を訪れ、住民や様々な活動をしている人々に会い、フランスに帰ってきて、ラジオ番組に出演し、こう発言している。

先日福島を訪れ、こうして現状を見ると、私達は脱原発に向かうしかない、ソレに尽きると思います。私は、フランソワ・オーランド氏を招きますよ、現実を、あの福島の景色を見るために、あの素晴らしい風景、あの素晴らしい農地、あの地が、今後30年の間、人間にとって不適切な地になるんだと、こんな状況が耐えられますか?こんな耐え難いことは、有り得ない。子育て中の親が、子供を病気にさせないようにと、食の安全を守るという事が出来ない事態なんです。私達、フランスが、脱原発をすることによって、その決断が、日本の人々を救うことに繋がるんです。

2011年10月25日 ラジオEurope1

参照

エヴァ・ジョリー氏 「福島原発事故は歴史的責任」

エヴァ・ジョリー氏、福島訪問報告

東京新聞が伝えるエヴァ・ジョリー氏来日レポート

っと、エヴァ・ジョリー氏が、悲痛な面持ちで、「子育て中の親が、子供を病気にさせないようにと、食の安全を守るという事が出来ない事態なんです。」っと指摘しているんだけど、11月12日付のNHKニュースに寄ると、先日の11日に、「東京・江東区のスーパーに福島県の佐藤雄平知事が訪れ、安全性が確認された福島県産のコメや牛肉などをPR」したってんだよね・・・どうなってんの?

問題の記事「被災地の食品を積極的に販売」は、下に置いておくよ。

話を元に戻して・・・こんな風にして「原発問題」は、しっかりと、この原発大国フランスの大統領選挙2012年にも影響を与えている分けだ。

エヴァ・ジョリー氏が、こうしてラジオで発言した数日後、10月28日のル・モンド紙に、さっそくフランソワ・オーランド氏の見解が見られた。

● 「原発電力供給を、2025年までに、75%から50%に減少させる。」

● 「リヨン市から40キロ弱に位置し、1979年から稼動しているという古い原発、ブジェイ(Bugey)原発を閉鎖する。」

メモ : リヨン市=都市圏としてはフランス第二の規模=人口47万人以上

オーランド氏は、フランスの原発全停止、脱原発の宣言はしていないものの、原発推進ではなく、原発依存から脱しなければならないという、そういう表明はしておる分けね。

で、この部分が、現大統領のサルコジとは違うと、はいはい。

そして調度、今日、ル・モンド紙(APF通信との共同記事)には、こんな記事が。

“Le PS et EELV trouvent un accord a minima pour les législatives” = 「PSとEELVが立法的に最低限の合意をした」っという題。

PS = 社会党

EELV = ヨーロッパ・エコロジー・緑の党

この記事に両党の「最低限の合意」について書かれてあり、「原発問題」に関する「最低限の合意」についても触れられている。

その「原発問題・最低限の合意」は、どのような内容なのか?

① 2025年までに、原発供給電力を75% から50 % にする

② 58基中24基を止め、フェッセンナイム(Fessenheim)原発に至っては、「直ちに停止」する。 = 参照 フランス原子力事情まとめ

③ MOX燃料の再処理停止。

④ 現在建設中のフラモンヴィル(Flamanville)原発を除き、他の原発新設はしない。

写真 2011年11月4日のフラマンヴィル原発建設現場の様子 = AFP通信社 : ケンゾ・トリブイヤー撮影

うんわ・・・確かに「最低限」、「最小限」な条件よな。

で、両党ともに、サルコジ政権から脱したいのは、もう一緒な分けよな、そこはガチで合意で、最高な勢いで合意しとるんだと。

やけど、「原発問題」にいたっては、これが「最低限」の仲直り?連帯?するっつぅ、最後の絆みたいになったということよね。

でも、コレって、ハッキリ言って、エヴァ・ジョリーにしてみたら、もうハガユイったらありゃせんのやわな、やっぱさ・・・だから「最低限」なんだよ。

で、「最低限の合意」はしても、やっぱ、現在建設中のフラモンヴィル(Flamanville)原発を除きっつぅのには、断固として反対してる、ヨーロッパ・エコロジー・緑の党は、こうして、「フラモンヴィル原発の建設は停止をするべきであるッ! あきらめないぞッ!」っと、パリで会見を行い発表をしているのが、ここで見れるよ。

↓    ↓    ↓

BFMTV 2011年11月13日

で、サルコジのお友達で、フランスの経済産業省大臣のエリック・ベッソン氏は、何と言っているのか?ってのが、今日のル・モンド紙の記事の最後に書かれておって・・・この、あほんだらは、こんな事ゆうとる。

「こんな合意は無責任であり、1万~10万人の職が脅かされることになる。」

以下は、フランス電力会社の社長、ヘンリ・プログリオ氏の発言。

この発言は、11月9日(水)付のル・パリジャン紙に掲載があったものを、リベラシオン紙(11月11日付)が引用したもので、プログリオ氏は「脱原発」について、こう発言している。

「百万人の労働者が職を失い、つまりソレは国内総生産の0.5~1ポイントという喪失になる。」

で、このEDF社長・プログリオ氏の発言に、「ちょっと待ったああああああッ!!」っていう声も上がってて、ヨーロッパ・エコロジー・フランス緑の党の秘書のセシル・ドゥフロ氏は、上のプログリオ氏の発言のあった、翌日11月10日、ラジオEurope1にて、「百万人の原発職が失われるなど、こんなのは嘘です。こうして原発推進派の人々が、原発議論を邪魔しているに過ぎないんです。」っと、反論・反撃していたことが、リベラシオン紙にて引用されてる。

さて、こんな風に、原発議論が大統領選挙を前に巻き起こっているんだけど、こんな政治家達の発言を聞く、ブジェイ(Bugey)原発の原発労働者や、周り近辺の人々、またブジェイ(Bugey)原発のある地の市長は、どんな見解を持っているのか?ってのがニュースになってたから、ここに置いておくわ。

2011年11月10日 TLM (TLM=テレ・リヨン・メトロポール)

このニュースに寄ると・・・

● ブジェイ(Bugey)原発で働く人々。

フランス電力会社EDF職員 = 1227人

下請け会社労働者 = 2300人

● ブジェイ(Bugey)原発閉鎖案への人々の反応。

レストラン経営者、カティ・グリゾニさん = 「多くの原発労働者がいるわけで、ウチのとこも、シーズンで仕事してるんじゃなくて、年間通して仕事してまして、多くの従業員もいるし(困る)・・・」

ブジェイ(Bugey)原発労働総同盟(CGT)の秘書、アラン・ブルナさん = 「2つの政党が向き合って、原発論を駆け引きにして、ブジェイ(Bugey)原発やフェッセンナイム原発を閉鎖するとか言ってさ、この2箇所の原発で400メガワットも供給してるっつぅのに、そんなん閉めてどうするんやっつぅ事ですわ。どうやって埋めるんだソレッ?!」

アイン産業・自警団、ルネ・パンプイユさん = 「ドイツ、スイス、イタリアは原発を閉め始めてっけど、誰が電気作るんだ?フランスでしょうがよ。」

なんと、ブジェイ(Bugey)原発が見える場所に市役所があるという、イエール・シュー・オンビー市の市長、パトリック・ショリエーさんは、原発が閉められるとソレによって起きる職の確保問題は心配されるが、原発の危険から逃れるという事には安堵するという見解をしながらも、こう話す。 = 「原発のリスクは無視できないですね、あの福島の原発の事故があってからは特に。でも、原発のリスクは低いと言われ、(フランスの原発は)確かだと言われているわけで・・・。」

● ソンナ中、環境保護団体などは、1972年からズット稼動しているという古い原発への批判をしている。

環境保護団体FRAPNA・ローヌ地方代表、ジョン=クロード・シェヌさん = 「原発には、事故の危険もあるし、廃棄物処理問題もあり、廃炉資金問題もあるし・・・」

● ところで、電力会社EDFの見解は?

はぁ?原発閉鎖?廃炉?そんなん、ないないないないっ!!! ってんで、このニュースの最後に、EDFの見解があって

「閉鎖の予定など無く、安全性、確実性の確保に努めてまいりま~すッ☆」

って事なんだってよ。おいっ!!

うんわああああああああああああああああああッ!!!

ところで、ブジェイ原発と言えばさ、今年8月に、こんな「事件」があったんだよね・・・で、凄く話題になったわけで。

「事件」、ソレはなんだったか?

はい、放射能を含む瓦礫が誤ってブジェイ原子力発電所から去るっという「事件」で、ドえらいこっちゃってんで報道されてたわけ。

詳しくはココに飛んでぇどうぞぉ。 → 放射能を含む瓦礫が誤って出発・・・

じゃぁぁぁぁあねッ☆

NHKニュース 2011年11月12日

被災地の食品を積極的に販売

東日本大震災からの復興を支援しようと、大手流通グループの「セブン&アイ・ホールディングス」は、東北3県と連携し、被災地で生産された食品などを積極的に販売する取り組みを始めました。

セブン&アイ・ホールディングスは、被災地支援の一環として、今月から福島、宮城、岩手の3県と連携し被災地の食品などを積極的に販売していくことを決めました。11日は、東京・江東区のスーパーに福島県の佐藤雄平知事が訪れ、安全性が確認された福島県産のコメや牛肉などをPRしました。売り場には専用のコーナーが設けられ、津波の被害を受けた水産会社が作った魚の加工品や、蔵が壊れた造り酒屋の日本酒など、およそ200品目が販売され、買い物客が早速買い求めていました。来年からは、グループのコンビニエンスストアでも被災地の商品を取り扱う計画で、今後3年間にわたって販売を続ける計画です。福島県の佐藤知事は「地震、津波それに原発事故による被害で非常に困っている。大型店で継続して販売してもらえるのは生産者にとって大きな励みになる」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111112/k10013911881000.html

LEMONDE.FR avec AFP – 15/11/2011

Le PS et EELV trouvent un accord a minima pour les législatives

Le Parti socialiste et Europe Ecologie-Les Verts se sont entendus mardi 15 novembre sur un accord a minima pour 2012 qui permettra aux écologistes d’avoir un groupe parlementaire, sans forcément que les deux alliés participent à un même gouvernement en cas de victoire de la gauche, le désaccord sur la question nucléaire ayant été le principal frein à un accord plus complet.
Cet “accord politique de majorité”, obtenu à l’issue de six mois de négociations, a été annoncé mardi après-midi après avoir été validé par les numéros 1 des deux partis, Martine Aubry et Cécile Duflot. Il doit être entériné mardi soir côté PS, et ce week-end côté EELV, lors d’un conseil fédéral.

Dans un premier texte, consacré aux élections législatives, les écologistes ont obtenu de pouvoir former “un groupe parlementaire” à l’Assemblée, selon EELV, qui parle d’un accord portant sur plus de 60 circonscriptions, avec “25 à 30 députés” en cas de victoire de la gauche et “15 députés en cas de défaite”. “C’est la volonté partagée de (…) travailler à une coalition solidaire parlementaire de 2012 à 2017” et de “battre Nicolas Sarkozy”, a souligné Cécile Duflot, qualifiant le texte d'”ambitieux”.

LA QUESTION D’UNE ENTRÉE AU GOUVERNEMENT DES ÉCOLOGISTES RESTE POSÉE

Selon l’eurodéputé écologiste Daniel Cohn-Bendit, interrogé sur BFM TV, ce texte d’une trentaine de pages indique que socialistes et écologistes sont “capables de faire un accord de mandature qui permettrait un accord pour les législatives” mais “pas de gouverner ensemble”. En clair, en cas de victoire en mai 2012, la question d’une entrée au gouvernement des écologistes reste posée. Selon lui, “nous verrons à la fin” des campagnes électorales “si on peut retrouver une base d’accord pour qu’EELV rentre au gouvernement”. “Sinon, il n’y aura pas de ministre EELV, et le débat continuera à l’Assemblée”, a-t-il ajouté.

Un autre document d’une trentaine de pages, qui porte lui sur l’aspect programmatique, a permis de coucher sur le papier les points d’accord et de “désaccord” entre les deux formations. Ces derniers sont, sans surprise, “l’avenir du chantier de l’EPR de Flamanville” (Manche) et “l’opportunité de l’aéroport de Notre-Dame-des-Landes” près de Nantes, selon le texte.

Sur le premier, le PS propose que soit réalisé après la présidentielle un audit tout en continuant les travaux du chantier. Les écologistes souhaitent un gel des travaux. Sur le second, EELV veut l’abandon du projet, pas le PS.

ARRÊT “IMMÉDIAT” DE LA CENTRALE DE FESSENHEIM

Quant aux points d’accord, ils sont nombreux : volonté commune de “reprendre la main sur le système bancaire”, “d’imaginer un nouveau modèle de développement économique, social et écologique”, de “bâtir une République nouvelle”. Sur le nucléaire ont été actés “la réduction de la part du nucléaire dans la production électrique de 75 % à 50 % en 2025”, la fermeture de 24 réacteurs d’ici 2025, sur un total de 58 (dont l’arrêt “immédiat” de Fessenheim) et l’arrêt du retraitement et de la filière MOX (combustible obtenu en recyclant du plutonium issu des déchets de combustibles usagés). Hors Flamanville, il n’y aura pas d’études sur l’ouverture de nouvelles centrales.

“Chacun sort de là avec la constatation de divergences qui n’obèrent en rien, ni le débat ni le rassemblement possible”, a déclaré le socialiste Bruno Le Roux, qui faisait partie des négociateurs.

Le ministre de l’énergie Eric Besson a qualifié de “marchandage totalement irresponsable” ces négociations, qui menacent selon lui “des dizaines voire des centaines de milliers d’emplois”. Yves Jégo, vice-président du Parti radical (PR), a ironisé sur Twitter : “Avec EELV et le PS on n’est jamais déçu! Ils inventent maintenant l’accord sur le désaccord!”

http://www.lemonde.fr/politique/article/2011/11/15/le-ps-et-eelv-trouvent-un-accord-a-minima-pour-les-legislatives_1604173_823448.html

東京新聞 2012年2月8日

記事を送ってくださった方に感謝申し上げます☆

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2 responses to “フランス大統領選挙と原発問題

  • ねこ好き

    こんなこと(オーランドのまさかの合意内容変更)があっても、
    一般のフランス人は、サルコを大統領に再選させたくないからってだけで
    オーランドに票入れるんだろうなーーと思うと鬱鬱。
    エヴァ・ジョリーさん、悔しいだろうなぁ。頑張って欲しい。

  • onaironaironair

    ねこ好き様

    コメントありがとうございます。
    う・・・ん、「一般のフランス人」にも、色んな人がいるし、どうなんでしょうね?
    うんわ・・・怖いけど、ソレが現実、だから、前回の選挙で、ああいう結果が出て「現実」としてサルコジが当選した分けですから。(-_-;
    もし最終的に、サルコジVSオーランドになるとすると、こうなってくると、マジで「脱サルコジ」が「脱原発」より優先という感じで・・・、で、口の中に砂をブっ込まれた感じで投票する感じになるんでしょうかね?
    それでは、にゃんにゃん、ごろごろぉ~、また~。(^^

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