ヴァカンス先にチェルノブイリ – Vacances à Tchernobyl

2011年7月14日、フランステレビ局 France2 にて放映されたという、ドキュメンタリーレポートを見たよ。

これは、フランステレビ局 France2 の Envoyé Spécial っという番組で、Envoyé Spécial っていう意味は、日本語だと、「特報」とか「報道スペシャル」っといった感じになるよ。

番組は、France2 姉ちゃんの、こんな言葉から始まるよ。

「あの原発事故が起きた福島が、観光地になって観光客が訪れるという風景を想像できるでしょうか?きっと出来ないことでしょう。しかし、実際に既に起きているのです、ウクライナのチェルノブイリ。そう、今から25年前に起きた、あの最悪の原発事故が起きたチェルノブイリ原発事故があった、チェルノブイリなんです。私達は、そのチェルノブイリを観光で数日間訪れるというフランス人達を取材しました。彼らが観光にアノ場所を選ぶ理由が何なのでしょうか?そして、その度は、本当に危険が伴ってはいないのでしょうか?」

問題の番組は、これ、で、下に、この映像を見ながら、あたしのメモったこと置いておこうっと。

(注) あくまでも、この番組が言っていることで、この番組が出している数値で、この番組の見解だということ。←この番組だけに限ったことではないけどぉ☆

レポートのタイトルは、「チェルノブイリでヴァカンス」で、放送されたのは7月だけど、レポートの撮影は4月に行われたもの。

Envoyé Spécial “Vacances à Tchernobyl” – France2 (14/07/2011)

● 事故後、200トンものウランが溶け出したチェルノブイリ4号機は、25年たった今でも放射能を放し、危険な状況にあり、今日に至っても対処困難な状況にある。

● 2011年1月1日から、ウクライナは公式に、チェルノブイリを観光客相手に「観光許可」を下した。そして、世界各地から訪れている人が居る。

● 初めに映る若い男性2人と女性1人は、ドイツ人みたい・・・で、(映像1分31秒過ぎから2分23秒まで) フランス人も訪れており、仏団体=チェルノブイリの子供たち救援をする人々など。

● フランス人若者観光客5人組 (平均年齢26歳) = 中学の同級生

マキシムさん(24歳) = (ピザ屋勤務) ← この人が一番最初に紹介される。(映像2分55秒過ぎから)

エムリックさん = (税務署職員)

コラさん=(教員) = 「福島の原発事故後、あのような原発は何処にでも起きえる、どれだけの被害が出るのか?フランスも電力供給に可也、原発に頼っている・・・」っと思い、原発の危険性について調査する目的で訪問、ガイガーカウンター(RADEX)持参

ヴァロンタンさん = (列車運転手) 「アウシュビッツ強制収容所も、以前は観光するのに非難の声が出たけど、チェルノブイリも一緒で、初めは非難されると思われる・・・」

オーヘリアンさん = (統計学者)

● マキシムさんは、チェルノブイリに行く前日に、自主的に医者に会いに行った。そこで、お医者さんにヨウ素剤を持ってた方がいいのか?ってことで。で、医者は分からないって事で、その場で薬剤師の人に電話で尋ねる。薬剤師の返事は、「ヨウ素材は国が軍的管理をしている物なので、そう簡単に出すことは出来ない。」って事だった。そこで、医者は次に何をしたか?=はい、普通の食用の塩を持ってきて、マキシムさんに、「はい、ヨウ素を含んだ塩を舐めておくんだよ・・・って言いながら、もしかしたら私は間違ったこと言ってるのかもしれないけど・・・」っと言ってて、実際に「塩」はい、持ってきました。(苦笑) で、マキシムさんが、「えええ?これ舐めるの?塩?え?」みたいな感じで言うと、医者が「はい、まぁ・・・その・・・」って感じで、もう怪しさ満載というか、コントの様で、はあああああ?っとか思ったわ、あたしはね。念のため、こんなコメントが番組として「直ちに」言われている = 「私達(取材班)は、塩が被曝から防御してくれるものかと調査したが、そんな根拠は全く無い。」っと。

● コラさんが持参したRADEXのガイガーカウンターで放射線線量を計測した結果

ウクライナのキエフ市 = 毎時0.10~毎時0.12マイクロシーベルト (映像9分25秒あたり) で、数歩歩くと、毎時0.2~毎時0.24

● キエフからバスの旅は、120kmで、バス内では、観光者が足を踏み入れられない場所となっている所の映像がテレビ画面に映される。観光客に立ち入り禁止されている場所の場面で、ガイガーカウンターが映る (10分16秒) = 毎時3.87~毎時4.09

● 11時30分、バスは原発から30キロの立ち入り禁止地域の入り口(リチアキ)に辿り着く。←ここで写真を撮ったマキシムさんは自分のフェイスブックに載せるんだと張り切ってる姿が。(11分30秒)

●  日本人の観光者タツオさん : 「福島原発事故後、日本政府は多原発や原発事故による被曝の情報を隠そうとしています、数ヶ月前、日本政府はチェルノブイリ 事故では、そんな対した死者が出ていないというようなことを発表し、確かに死者が出たのは悲しいことではあるが、その後、大きな被害は出ていないというよ うなことを言っているんです。ですから、今回、自分自身でここを訪れて、感じて、ここで何が実際に起きているのか?自分の目で確認する必要があると思って るんです。」 (12分6秒)

● 映像の13分 40秒辺りから、バスはチェルノブイリに入る。ここは、原発から18キロあたり。人々が住んでいる。そして、作業員、科学者、政府職員たちが原発事故収束 関連の仕事をしながら、働き住んでいる、その人数3000人。「住んでいる」っと言っても、放射性被ばく線量基準に従って、1ヶ月の間に2週間という「条件」付での「住んでいる」という意味。

●  映像の14分49秒辺りから、ユリさんという現地ガイド(公務員として働いている)が現れ、観光客を案内していく。そして、立ち入り禁止地域事務局へと 観光客を招く。観光客が契約書にサインをしている間に、個人的に色々質問などに答えたり、アドバイスもしている。例えば、手を口元に持っていき、放射性物質が付着していて、ソレを口に入れてしまうなど、良くないし危険なので、十分な注意が必要だ・・・とか。

● チェルノブイリ観光の手続き、まとめ

① まず、ウクライナの主とキエフ市に行く。(7分55秒)=約50人ぐらいの人がいて、デンマークや、トムスク(ロシア)からも訪れている。2011年1月1日に「観光許可」が下りてから1600人の人が入場券を購入した。

デンマーク姉ちゃん : 「チェルノブイリのことは新聞などで読み、大変興味深く思っています。今回、観光が可能になったという知らせを見たので、こうして来たわけです。」

トムスクおっちゃん : 「みんな何でアソコへ行くんだ?って言いますが、なんだか良く分からないけど絶対に訪れなくてはっと思ってきました。タイムスリップするみたいに、過去25年の旅をするようなもんですよ。」

② 入場券 = 115ユーロ

115ユーロは・・・日本円でお幾ら?

グーグルにブチ込んだら、115ユーロ = 1.21632769 万円って出てきたんで、約1万2000円だね。

③ 原発から30キロの立ち入り禁止地域の入り口(リチアキ)でパスポート検査有。

④ 入場資格 = 18歳以上であること、観光前に申し込みを済ませていること、入場券の払い込みが済んでいること。

⑤ 立ち入り禁止事務局で、立ち入り禁止地区立ち入りの契約書にサインをする。

一、野外で、煙草を吸ったり物を食べたりしない。

一、草木を触らない。

一、何も拾わない。

一、長ズボンを着用する。

一、シッカリと閉められる靴を着用する。

そして、この契約書には、「政府や管理局は何に関しても一切の責任を取りません。」っと書かれてある。

また、これらの契約書は制限された時間内で全員が、書類の隅から隅までを読む時間がないとして、ぱぱぱ~っと済まされると・・・(ガイドのユリさんが、個人個人で読んでる暇は無いから、誰かが代表で声に出して読めばいいよっと笑って言う)。

取材班は、観光省を訪れた。

契約書を全ての観光客がシッカリ読まずにサインしている状況証拠ビデオを、コレは問題ではないか?っと見せると、政府当局(ディミトリー・ザルーバさん)は、「いや、コレじゃ、あかんあかん、しっかり注意し、今後このような事が・・・」っというと。(16分22秒から)

そして、政府当局(ディミトリー・ザルーバさん)は、滞在基準に従うという条件付で、観光は危険なものではないと話す。

例えば、立ち入り禁止地区にある放射線測定の、あの門を潜るのは避けなければいけないといった規則を守るということ・・・。

● (17分37秒過ぎから) 観光客を乗せたバスは、原発事故収束の為働き亡くなった28人の消防隊員たちの「記念碑」の解説をガイドを聞きながらも、横を、あっさ~り通り過ぎる、つまり、観光客を降ろさなかった、そして、バスはココには戻ってこない、はい、通り過ぎるだけでっす。←でも、映像では、記念碑を側から映してるから、取材班は後で戻って映像を撮ってきたんやな・・・。

● (18分9秒過ぎから) 10キロ県内に入っていく観光客達。この辺りから、観光客達の間に少々緊迫した空気が流れる。1000人の人口があったコパシっという村を通り過ぎるが、ここには住民は今でも皆無。

● (18分40秒) 線量の高い場所へと入っていく。RADEXのガイガーカウンターを持ったコラさんが計測すると、毎時3マイクロ。マキシムさんは、せっかく持参したマスクをホテルに忘れてきたので、おどおどしてる。(19分13秒) 建物の壁付近を測定するコラさん。「毎時3マイクロから4マイクロシーベルト」。

● ガイドのユリさんは現場を良く知っているので、どの辺が線量が高いのか知っているので、例えばという例で、地面近くを測ると、毎時6マイクロシーベルト=5,91マイクロシーベルト近くが測定された。ユリさん 「雨が降って、屋根に積もっていた埃なども集めながら、ここに放射能が集まって積もるので高い数値が出ます。」、「この場所は、約50%の観光客が訪れます、怖いもの見たさという感じで。そしてアドレナリンの情報を体感する為にね。だから、ここに着たがる人が居るんですよ。来ない人もいるけどね。ああ、いやいや人体には危険ではないよ。だからさ、バスに残ってたいって言う人は残ってればいいですよ。私達がするのは、観光客達に、良い場所を見せるという事です。良い場所・・・ああ、つまり一番汚染されてる場所っと言いたいわけですがね。」

● エムリックさんはバスから降りなかった。こうしてバスの中に居るといっても隙間風が入ってくるしで・・・あと、何も防護服なども最低限にでも身に着けないで降りていっているけど・・・っと心配げ。

● (20分50秒過ぎから) 「ロシアの森」(特別汚染地帯)と呼ばれる場所を通り過ぎるバス。マスクをしているマキシムさん。ここでは、バスは完全に通り過ぎるだけに留まり、バスから降りることは許されない。(21分5秒あたり) ガイドのユリさんがガイガーカウンターで数値を見せる = 毎時15マイクロシーベルト程。

● ユリさんの見解 : 「観光客の人体への被害は考えられない。原発事故後、ここで働いている原発の作業員達は1日に約100マイクロシーベルト程浴びているのですよ。ですから、こうしてバスで1分ほど通り過ぎるだけなわけだし、問題は無いです。」

● 政府は、観光客の6時間の滞在につき、約15マイクロシーベルトを受ける計算になると発表している。で、ナレーションの男性のコメントで、「約15マイクロシーベルト=歯科レントゲンレベル」。

● ガイドのユリさんの注意事項

① 記念碑の周りにグループで一緒にいる。

② 彫刻の周りにいる。

③ 設置してある柵の方には近づかない。

④ 4号機の写真しか撮らない。

● 新しい石棺工事が行われており、それには4年の月日が掛かる予定。

● チェルノブイリ原発事故当時の政府の発表では、事故による死亡者=10000人、ONGの発表は5~10倍の人が命を落としている。

● (22時49分) マキシムさん、誰かにケイタイで電話するが出ないって・・・。「今、目の前にチェルノブイリ原発が見えるよ、300メートル目の前に。」っと伝えたかったと。←アホすぐる・・・。

● (22分58秒) 計測してみるコラさん。ガイガーカウンンター測定が振り切れ測定結果が出ないという。

● この原発から300メートル程は、フランスの通常の空間放射線線量の100倍ほどあるという。

● ガイドのユリさんは、こうした観光客のガイドを年に10回ほど受け持っている。「この仕事が、私にとってハッピーであるか?ん・・・仕事だからな・・・ま、仕事を持ってるよって事さっ。」 ←ナレーション男性は、「ユリさんは、これ以上のことは語らないが、ガイドする人々は危険が伴っているという事を十分承知の上で働いている。」

● キエフから80キロ離れたところで、取材班が会った、もう1人のガイドの男性、マキシムさん(33歳)。マキシムさんは月に15時間という条件の下、被曝地帯で働いている。「リスクを追った仕事です、放射能との接触が白血病などの発症に繋がります。チェルノブイリにある病院で、年に1度検査をします。私は昨年検査した時は、幸運にも検出はなかったです。」

● マキシムさんの給料 = 月15日の労働 = 300ユーロ = キエフ市の大学教授の給料の約3倍 ←この条件だったので、この高収入なので、マキシムさんの母親も承諾した。←いつものようにグーグルに300ユーロ ってぶち込んだら、 3.22269924 万円って出てきたんで、約3万2千円ね。

● マキシムさん母 : 「ウクライナには失業者問題が多くあり、彼がこの仕事を始めた当時、彼の奥さんは学生で、有料の学校だったもので、彼が学費を払っていたんですよ。彼らたちには既に赤ちゃんがいましたしね。息子は、あそこで働くしかなかったんですよ。でも、今日では・・・この仕事を辞めて欲しい、是非とも辞めて欲しいと思いますね。なぜなら、実のところを言うと、私は不安に思っているからです。」

● ナレーション : 「しかし、マキシムさんが私達に打ち明けた話によると、彼はこの仕事を辞める気は、今の所全くないという事です。」

● (26分10秒あたり) バスは原発から、たったの3キロのプリピャチに到着。当時ここには科学者達が多く住み、生活基準は国内のその他の地域と比べても、裕福な地区だった。40000人の人々が、2時間で荷物を整えてココを去らなければならなく、そして戻って来れなかった。

● ナレーション : 「ここ(学校内)に放置されている多くのマスクは、避難するときに人々が着用していたものではない。物色者が、後に全て開封し、マスクに使われている鉄を荒らし探した後のものだと、後に調査で分かった。」

● チェルノブイリ原発4号機の爆発後に、政府は国民に知らせず、子供たちは普段通り学校に来て勉強していた中、避難勧告が出され、別の村の人々と共に避難させられた。

● (29分08秒) 観光客は、被ばく線量を計測。緑信号=OK、赤信号=除線の必要有。100人に1人ほどが、ここで赤信号が出る。体外は、靴底についた放射能が原因。その場合は、良く水で洗い流すという処置を取る。

● お兄さんの忠告 : 吸い込むのが一番危険。←しかし、観光客が放射性物質を吸い込んだか、いないかについては、当局は検査をしない。お兄さんは、「この計測器で十分ですよ。」っと話す。

● チェルノブイリ観光した感想

マキシムさん : 「今まで観光した中で一番最高の場所だった。実際に街を見て、訪ねて、で、身を任せてマスクも取ったんです途中で、はい。」

エムリックさん : 観光ではいていた靴をゴミ箱に捨てた。←観光省の人は、フッとバカにした笑いで、映像を見る。取材班が後に、このエムリックさんが靴を捨てる現場映像を見せに行ったらしい。その反応 = 「靴を洗う?そんなの意味ないですよ、それが、靴が危険だったら・・・我々はヨーロッパの専門家とも共同で立ち入り禁止地帯についても、集中調査をしているんですよ、そんな靴が危険に繋がるというのであれば、とっくの昔に私達は知っていることでしょう。ま、靴を捨てるのは本人の勝手ですがね。」っという様子。

● このフランス人5人組がチェルノブイリを訪れる為に、登録をした観光事務局は1ヶ月後に閉鎖し、ウクライナ政府が監視調査に入り、チェルノブイリを、このように「ヴァカンス」として再び訪れる様になるのは、再び政府当局から許可が下りる時となった・・・。

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