フランス原子力マフィアの脅し

今日、2011年9月22日付のフランスの新聞、ル・フィガロの記事2つ。

① La sortie du nucléaire coûterait 750 milliards = 「脱原発に掛かる費用 750,000,000,000ユーロ」

② «Sans le nucléaire, la facture énergétique de la France exploserait» = 「原発無しだと、フランスのエネルギー費用(請求書)は爆発的に上がるだろう」

というもの。

①の記事では、ドイツが脱原発を決断して、原発エネルギーから身を引きだしている中、フランスは、どうすんのか?っていう問題、そして、次期選挙においても、この「原発問題」が注目され、非常に「敏感」な話題で、各政治家達も、自分達の「原発感」が国民からも注目をされていることを意識していることが、ヒシヒシと感じられる状況だと伝わってくる。

フランス原子力庁のボス、ベルナール・ビゴ(Bernard Bigot)氏は、具体的な数値を発表していないものの、ドイツの状況と比較し、いろいろ含めて計算して、フランスが脱原発するには、最低でも、750,000,000,000ユーロは掛かるだろうって言ってるわけ。

試しに、750,000,000,000ユーロを、バンッてグーグルにブチ込んでみたら、日本円で、76.9453769 兆円って出てきた、ま、約77兆円よね。

で、フィガロ紙の記事には、「実際には、費用はもっとかさむだろう、何と言っても、フランスは隣圏の国々に比べると、3倍も原子力エネルギーに頼っているんだから。」っとある。

そして、この記事の終わりには、こんな事が書かれてある。

つまり、これらの人々の「職」、これらの「経済」が、「脱原発」すると、揺れに揺れて、ドえらい影響が出るよって分けか?

● 原発関連職の人々 = 12万5000人 (産業職の4%)

● 原発で直に、もしくは間接的に働く人々 = 41万人

● 450企業が原発専門企業 = 12,300,000,000ユーロ = 国内総生産の0.71%

②の記事(インタビュー)は、もう出だしから、あはは、「あ、この顔よぉぉおおおお覚えとるぞぉぉおおおおっ!!!! おまえええええええええっ!!!!」っと、思いながら読んだよ。

え?誰?

①の記事にも名前が出てきた、フランス原子力庁のボス、ベルナール・ビゴ(Bernard Bigot)氏だよ、はい、これがフィガロ紙に載ってる写真ね。

ビゴ氏は、ドイツが脱原発宣言して、いよいよ電機・金融大手シーメンスからも、具体的に「チュース」(ドイツ語で、別れ際に、「じゃぁあね、ばいばぁあい☆」って感じで使われる。)されて、「とても残念で、悔やまれる。」って言ってる。

ドイツの脱原発費用は、とりあえず250,000,000,000ユーロ(25から26兆円)が見込まれていて、このビゴ氏は、ハッキリとした言及は避けるものの、同じくフランスが「脱原発」をすることになった場合は、もっともっと大きな費用が掛かるだろうと言ってる。

ビゴ氏によると、「2003年、フランスが原発エネルギー輸入した(外から買った)のは、23,000,000,000ユーロ分 = 輸出収入の10%にあたり、2010年には、それが、48,000,000,000ユーロ分 = 輸出収入の25%にあたる。今年は、60,000,000,000ユーロ分になるだろうと、見込まれている。」、「原発なしでは、電力の請求書は、過去にない程の爆発的な数値になる。」っと言ってる。

そして、こんな提案をしていると発表している。「原子力エネルギー庁は、この5年内に、予算を2倍にし、300,000,000,000ユーロを投資し、1800人の職員を上乗せする。」・・・だとさ。

また、フランス政府は、原子力エネルギー庁に、「原発エネルギー」と同じように、「持続可能なエネルギー」にも力を入れていくように要請をされているのだとか。

ビゴ氏は、こんな事も言ってる。

「石油の値段は高い。」 = 石油のない貧しい国には、非常に高つくエネルギーだ。

「石油の値段は、変化が激しい。」

「環境のためには原発が必要。」 = CO2問題など。

「福島原発事故後、どこもかしこも原発のある国々は、安全テストを行っている、その原発安全性を確保するために動いている、安全性が確保されれば原発は推進続行される。」

フィガロ紙の 「最近出されたストレステストの結果によると、殆ど全ての原発は『安全』だということですか?」の質問への答え。

「2点について言える事があります。① まず、原発の設置状況は、殆どの原発において安全が確保されているでしょう。② しかし、例えば原発作業員、労働者が、どのように組織されているか、また国民の意見などを聞くという点に関しては、見直しが必要だと思われます。」

最後に、「日本の原発事故処理の場合には、時間のロスがありました。事故直後に、毎時100立方メートル、つまり、消防車が要する4分の1の水が送り込まれ、冷却作業が行われていれば、空間への放射能放出が避けられたとはず。」っとも言ってる。

先日、「御用学者フランス編」で書いた、ブルノー・テートレ(Bruno Tertrais)氏って人と同じく、この、ベルナール・ビゴ氏の名前は、あたしの大好きな、らくがき帳に汚ったねぇ字でデカく書いてる。

それは、「原発 : 廃棄物 – 原子力の悪夢」(2009年) というドキュメンタリー映画の最後、一番纏めに入る段階、1時間31分過ぎから登場するんだよね、このビゴ氏を見て、「なんだコノ、人間の姿をした悪魔めええええええっ!!!!」、「うんわ、死神ってコンナ顔?」って思った瞬間だった。

で、もぉ、これまた驚くような光を眼から放って、スゲぇ顔で、「安全」、「確実」、「信頼」、「信用」・・・云々かんぬんと、話しておる姿が、あたしの体温をスゲぇえええええ勢いで奪っていったから。

「あんなに大きな大聖堂だって、壊して灰にするために、大勢の人間が力をあわせて造るわけではないでしょ?」、「科学や政府のいう事が信用できない、信頼できない、信頼できないっと言うのでは、何も出来ないないでしょ?」っと、こう眼をギラギラぁさせて言ってらっしゃるんだよね。

興味あったら、是非、見に行ってくだされ。→ 廃棄物 – 原子力の悪夢 – Déchets : Le cauchemar du nucléaire

じゃぁぁああああねっ☆

追記

日本語に吹き替えされてる映像あったので、ここで見てみてぇぇえええっ、ベルナール・ビゴ氏の顔と発言!!

6分過ぎからぁ。

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