スペインからの告発、フランス核放射性廃棄物処理施設事故その後

先日、9月12日に発生したマルクールの核放射性廃棄物処理施設の事故についての、続報を昨日9月19日付のフランスの記事で読んだ。

例の事故で、死者が1人出ているんだけど、その方は、ジョゼ・マルタンさん(José Marin)というスペイン国籍の男性(51歳)だと知ったよ。

具体的にこうして、お名前や年齢などの情報が出たのは、フランスの記事ではなく、スペインのピュブリコ紙(Publico.es)で、このスペイン語の(告発)記事 París tapa el origen radiactivo del accidente de Marcoule (9月18日付)が元になってフランスのネット情報サイト rue89 や、南フランス地方紙の midilibre 紙に記事が書かれている。

あたしスペイン語は分からないけどさ・・・ちょっと調べて訳すと・・・「パリ(フランス)はマルクールの放射能についての情報を隠している」っといった所だな。

あはは・・・フランスで起きた事故の情報がスペインから入ってきて、こうしてフランスで、やっとやっと記事になってる時点で、既に怪しさ満載だわな。

フランス側の記者達が、情報を得て、記事にするのに非常に苦労している様子が伺える。

え?って思ったのがさ、事故後2日経ってる14日付の、南フランス地方紙midilibre 紙にはさ、事故で亡くなったのは若い男性(jeune homme)で、重傷者は27歳だって書かれてあるんだよね。

フランス語で jeune homme ってさ、「少年」とか「青年」だしさ、で、具体的に大体25歳ぐらいまでの男性に対して使われる表現で、51歳の男性を jeune homme っとは絶対に言わない。

ま、その数日後付のmidilibre 紙には、ちゃんと51歳って書かれる事になるわけだけどぉ。

こういう部分を見ても、事故から2日経っても明確な情報は公開されてなかった、情報が錯乱していたという事が良く分かる。

ちなみに事故から1週間以上が過ぎた現在、、フランスでは、マルクールの核放射性物質処理施設での事故の話題は、一般に知らない人もいるし、知っていてもパっと、あの12日あたりにネットで知って、その後のことを知る人は殆どいないに等しい。

南フランス地方の人々は、もう少し敏感だと思うけどねっ!!!

以下、幾つかの記事を読んでメモったことぉおおおっ。

● ジョゼ・マルタンさんの遺体は、例の事故のあった現場から48時間出されなくて、家族は対面できなかった。

● ニーム県の検察官ロベート・ゲェリィ(Robert Gelli)氏のAFP通信に発表によると、事故があった現場は高温度過ぎたため、2日間は内部に入れない状況であった。

● rue89によると、2日間も現場から出されなかったのは、遺体の除染がなされなかったから(除染の必要があったから)。

● 先日の土曜日、9月17日に土葬され、ジョゼ・マルタンさんの遺体は、普通の棺桶ではなく、特別な棺桶に入れられており、家族は遺体を確認することは出来なかった。

● rue89によると、棺桶は「低濃度放射能防護」がされていたという。

● 原子力安全委員会は、ジョゼ・マルタンさんの遺体を検査して、「放射性汚染はされていない。」っとの発表をした。

● フランス電力会社EDFは、ジョゼ・マルタンさんの死亡について、一切の情報も発表していない。

● 事故のあったマルクールのSocodei-Centraco施設は、具体的に何処の廃棄物がココにやって来て処理されているのか、また炉の煙突のフィルターに関する情報についても、公開することを拒んだ。

● 原子力安全委員会は、「炉の爆発はしていない」、「爆発ではない」っと言っている。

● 9月12日の事故以前に、この炉には幾つかの問題が見受けられており、対処がとられて、この日の朝は再稼動されたばかりで、温度は平常通り1500度まで上がっていた。

● 詳細はまだ調査中だが、何らかの故障・理由があって、そこへ作業員が向かわなければいけない理由があったと見られ、その際、ジョゼ・マルタンさんは、高温になっている炉の蓋を開ける作業時に、熱され溶けた汚染金属が飛び散って火傷したとみられる。

● その問題の「汚染金属」や、その「汚染濃度」についての情報は、現在のところ、未公開。

● 4人の負傷者の内、1人はモンペリエの大学病院にヘリコプターで搬送されたのだが、その後、ペーシー・クレマーにある、フランス総務省専属・軍病院へ移送されている。この重傷者は、全身85%の火傷を負っている。

● 移送された重症者は、若い作業員研修者ということで、事故の際、1300度という高温の火傷を負い、現在、生死の境目にいるという。←グリーンピースの情報

● 残る3人の負傷者は、バニョール病院に運ばれた後、事故翌日9月13日に退院しているが、ウゼ(Uzès)の緊急医学・心理ケアーセンター(Centre d’urgence médico-psychologique du mas Careiron)で診療・治療を受けることになっている。

なんだかね・・・もう、おどろしい匂いがしてたまらんわぁあああっあうあうあうぅうぅうぅうっ。(怖っ!!!)

参照記事

Gard Explosion à Marcoule : les autorités françaises disent-elles toute la vérité ?

Nucléaire : les « trois secrets » de l’accident de Marcoule

Gard Explosion à Marcoule : l’enquête s’annonce longue

Gard Explosion à Marcoule : les trois blessés légers sortent de l’hôpital de Bagnols

Gard Explosion mortelle sur le site nucléaire de Marcoule

続報

● マルクール核・放射能廃棄物処理場事故=レベル1

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真島昌利 「アンダルシアに憧れて」 (1989年)

Masatoshi Mashima “Rêver d’Andalousie” (1989)

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